
1 実施の趣旨
社会保障審議会生活保護基準部会(以下「基準部会」)は、平成29年12月14日、社会保障審議会生活保護基準部会報告書(以下「報告書」)をとりまとめました。
報告書には、多くの留意事項がありますが、検証結果として、大幅な生活保護基準削減の計算が示されています。
世帯人員別の指数を実データで算出する場合では、夫婦と10歳未満の子2人世帯の類型では、1級地の1のケースにおいてマイナス13.7%など、最大10%を超える引き下げとなる検証結果となっており、これまでにない史上最大の引き下げの可能性がある報告です。
既に2013年から3回にわたり生活扶助が引き下げられ(平均6.5%,最大10%)、困窮する被保護者の生活が〝絶対的な(生活)水準を割ってしまう懸念〟すら指摘されるほど深刻な状況です。
私たちは何にもまして問題だと思っているのは、貧困当事者、生活保護利用者の生活実態がまったく考慮されていないことです。まずは、当事者の声を聞くべきです。
そこで、当事者の声を、内閣総理大臣、厚生労働大臣に届けるために、次の要領で、ホットラインを開設したいと思います。
2 概要
(1)名称
生活保護基準引き下げに反対します(緊急ホットライン)
~私たちの声を聞いてください~
(2)日時
2017年12月26日(火)午前10時~午後7時
(3)電話
共通フリーダイヤル 0120-193518
東京会場5回線、さいたま会場5回線、大阪会場3回線
/合計13回線
(4)実施主体
「生活保護基準引き下げに反対します(緊急ホットライン)」実行委員会
【共催】
生活保護問題対策全国会議
反貧困ネットワーク埼玉
ホームレス総合相談ネットワーク