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相談会



コロナ災害を乗り越える
いのちとくらしを守る何でも相談会【第17弾】

~住まい・生活保護・労働・借金・学費etc…~

新型コロナウイルスの影響が全国に広がっています。
弁護士、司法書士、社会福祉士、労働問題の専門家などが
無料で相談にお答えします。
お困りの方、お気軽にご相談を!

例えば、

コロナを理由に雇止めにあった。
売り上げが激減して、営業が続かない。
家賃が払えず、追い出されないか心配。
収入がなくなり、生活保護を受けたい。
補助制度を使いたいが、どうすれば。
バイトを切られ学費を払えない。



【実施日時】

2022年12月17日(土)
10時~22時


【電話番号】

0120-157930(ひんこんなくそう)
フリーダイヤル(全国どこからでも上記時間帯通話料無料でつながります)



全国19会場では、フリーWi-Fiスポットからの「つながる電話WEB」にも対応します。

相談会



※上記をクリック後、下記IDを入力してください。

つながる電話WEB【ID】

北海道:1217hok
岩手:1217iwa
秋田:1217aki
福島:1217fuks
群馬:1217gun
埼玉:1217sai
千葉:1217thib
東京:1217tok
神奈川:1217kan
福井:1217fuki
愛知:1217ait
滋賀:1217shi
京都:1217kyo
大阪:1217osk
兵庫:1217hyog
岡山:1217okay
広島:1217hir
徳島:1217toks
福岡:1217fuko



主催:「コロナ災害を乗り越える いのちとくらしを守る何でも相談会」実行委員会、生存のためのコロナ対策ネットワーク

(社)反貧困ネットワークなど、多くの個人・団体からの寄付に支えられて実施しています。

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2022/12/7


「生活保護基準部会の報告書とりまとめにあたっての緊急声明」を発表しました。




2022年12月5日


生活保護基準部会の報告書
とりまとめにあたっての緊急声明


生活保護問題対策全国会議
代表幹事 尾藤廣喜
〒530-0047 大阪市北区西天満3丁目14番16号
西天満パークビル3号館7階あかり法律事務所
電話06‐6363-3310 fax06‐6363-3320
事務局長 弁護士 小久保 哲 郎

1 はじめに
 5年ごとに生活保護基準のあり方を議論する社会保障審議会生活保護基準部会(以下「部会」という。)が2021年4月27日から開かれてきたところ、2022年11月22日の第50回部会において、「社会保障審議会生活保護基準部会報告書(案)」(以下「報告書案」という。)が示された。12月6日に予定されている第51回部会において、この報告書案の内容で取りまとめが行われるとすれば、これまでの数次にわたる引下げによって損なわれてきた「健康で文化的な最低限度の生活を保障する」という生活保護基準の機能が更に損なわれるおそれがある。
 そこで、私たちは、報告書案の問題点を指摘し、その問題性を広く周知するために本緊急声明を発出することとした。

2 異例な物価高騰に対応し生活保護基準を引き上げるべきこと
 総務省が2022年11月18日に発表した10月の消費者物価指数(生鮮食品を除いたもの)は前年同月比で3.6%も上昇した。これは1982年2月以来40年ぶりの大幅な上昇率となっている。このような物価の大幅な上昇は今年の夏以降続いてきたもので、食料品が大きく値上がりしたほか、ガス代や電気代なども上昇した。生活保護利用者を含む低所得世帯は食料品等への支出が家計に占める割合が高いため、このたびの物価上昇の影響を特に強く受けている。とりわけ、生活保護利用者は、度重なる生活保護基準の引下げに遭っているだけでなく、2013年からの史上最大(最大10%、平均6.5%)の生活扶助基準引下げがなされ、これについては、大阪、熊本、東京、横浜の地方裁判所において違法判決が言い渡されていることが重要である。すなわち、既に「最低限度の生活」以下の生活を強いられていたうえに、急激な物価高騰によって生活保護利用者の購買力はより一層低下しているのである。現に、10月22日に実施した「いのちと暮らしを守る何でも電話相談会」には、「今の生活保護費では生活していけない」という生活保護利用者からの悲鳴のような訴えが多数寄せられた。
 しかし、報告書案の検証は、全国家計構造調査(旧 全国消費実態調査)の2019年調査の結果を用いて行われており、目下の歴史的な物価上昇については全く考慮されていない。
そこで、報告書案においても、今年夏以降の物価の大幅な上昇に言及し、これに対応する緊急的な生活保護基準の引上げ措置について提言をすべきである。過去には、「狂乱物価」と言われる激しい物価上昇が続いた1973年から1974年にかけて、生活保護基準を年度途中で引き上げる措置が講じられたことがあったが、同様の措置を講じることが切実に求められている。

3 下位10%の低所得世帯との比較という手法から脱却し、新たな検証手法を確立する気概を見せるべきこと    
 報告書案は、「生活扶助基準の水準に関する評価・検証に当たっては、一般低所得世帯の消費実態との均衡が適切に図られているかという観点から検証を行うことが基本となる」(8ページ)とした上で、「年収階級第1・十分位における生活扶助相当支出額」を比較対象として設定している(11ページ)。
 しかし、第1・十分位層(下位10%の低所得層)には生活保護利用者や生活保護基準以下の生活をしている者が含まれているため、これを比較の対象にすると際限のない生活保護基準の引下げを招く危険がある。
 この点については、平成29年の生活保護基準部会報告書も「一般低所得世帯との均衡のみで生活保護の水準を捉えていると、比較する消費水準が低下すると絶対的な水準を割ってしまう懸念があることからも、これ以上下回ってはならないという水準の設定について考える必要がある」と指摘していたことを踏まえ(報告書案33ページ)、本報告書案においても「一般低所得世帯との均衡のみで生活保護基準の水準を捉えていると、 比較する消費水準が低下すると絶対的な水準を割ってしまう懸念があることから、消費実態との比較によらない手法によって、その下支えとなる水準を明らかにする取組は重要である」としているところである(35ページ)。
 引下げのスパイラルを止めるためには、第1・十分位層の消費実態との比較という手法を生活保護基準の検証の基本とするという、報告書案のスタンスそのものを撤回し、MISなど、「消費実態との比較によらない手法によって、これ以上下回ってはならない絶対水準を明らかにする手法」を早急に確立する必要があり、その気概を見せるべきである。とりわけ、「新たな検証手法の開発」は2012年検証のときから「喫緊の課題」と指摘され続けて既に10年が経過しており、厚生労働省の職務怠慢を指摘されてしかるべき状況であるうえ、これを行えば保護基準の引上げにつながり得ることから敢えて検討を行わなかったとの批判を免れない。
 ところで、今般の検証では、その第1・十分位層との比較においても、夫婦子1人世帯の生活扶助基準の方が約2%低いという結果になっていることからすれば(報告書案16ページ)、最低限、夫婦子1人世帯の生活扶助基準が2%増額されるような方向での基準改定がなされるべきである。

4 級地の統合については、その具体的方法や影響について基準部会における専門的検証が必要不可欠であること
 生活保護基準はこれまで「1級地の1」から「3級地の2」までの6区分で設定されてきた。
 この点、現行の6区分から3区分に再編することが既定路線であるかのような報道も見られるが、報告書案(44ページ)は「階級数については6区分とする必要があるという結果は得られなかったことを確認した」としているだけで、部会において、積極的に3区分とすべきであるという結論は得られていないし、そもそも部会において級地の統合についての議論はほとんど行われていない。
 仮に、枝番を廃止することで6区分を3区分に統合するとすれば、基準額表の改定が行われることが不可避である。そうなれば、各生活保護利用者が受ける保護費に影響が生じることになるが、当会議が、2021年8月19日付け「更なる生活扶助基準の引き下げをもたらす「級地」の見直しに反対する緊急声明」で指摘したとおり、統合後の基準額が枝番1と2の中間に設定されると、大多数を占める都市部の生活保護利用世帯の基準額が下がり、全体としての保護費も削減される結果となる。
 部会が設けられている趣旨は、生活保護基準が、生活保護利用者だけではなく低所得者にも与える影響が大きいことから、専門的知見を踏まえた慎重な検討を行い、それを実際の生活保護基準の改定に反映させることにある。だとすれば、級地の統合についても、6区分が妥当でないとしても、何区分に統合するのか、統合後の基準をどのあたりに設定するのかについて、部会における専門的な検証を行うことが必要不可欠である。仮に、こうした検証抜きに、級地の統合と基準額表の見直しが行われれば、それは、「統計等の客観的数値等との合理的関連性や専門的知見との整合性」を欠くこととなり、老齢加算訴訟最高裁判決の規範に照らせば、違法であると判断されることになる。
 来年度の級地の見直しについては、これによって受給額が引き下げられる世帯が出ることになれば、健康で文化的な最低限度の生活が級地の見直しを理由に更に引き下げられることになるが、そのようなことはあってはならない。また、物価高を考慮した与党内からの慎重論も踏まえて見送られる方向と報じられているところであるが、報告書案においても、級地区分の統合については、統合の具体的方法やその影響についての専門的検証を部会において引き続き行う必要があり、現時点で行うべきでないことを明記すべきである。
以 上

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2022/12/5



「生活保護基準部会のオンライン一般傍聴を認め、議論の透明性確保を求める緊急要望書」を提出しました。   


                        

2022年11月6日


生活保護基準部会のオンライン一般傍聴を認め、
議論の透明性確保を求める緊急要望書


厚生労働大臣 加藤勝信 殿
生活保護問題対策全国会議


 2013年からの史上最大の生活保護基準引下げについて、本年10月19日に言い渡された横浜地方裁判所判決を含め、既に4つの地方裁判所が、主として「デフレ調整」(物価下落の考慮)の違法性を断罪しているところ、未曾有の物価高で生活保護利用者の生活は厳しさを増しています。

 そんな中、社会保障審議会・生活保護基準部会(以下、「基準部会」といいます。)では、来年度からの生活保護基準見直しに向けて年内に報告書を取りまとめるべく審議が大詰めを迎えようとしています。
 これまでの審議の動向を見る限り、またぞろ第1・十分位という最底辺の所得層との比較や、地域区分である「級地」の枝番統合で、主に都市部の保護基準が下げられるのではないかが強く危惧されます。

 ところが、基準部会の審議は、コロナウイルス感染症の感染拡大を理由に2021年4月27日の部会から一般傍聴が認められておらず、閉鎖的な環境で議論が進められています。事後的に議事録は公表されるものの、これでは正しく議事録が作成されているかも確認することができません。

(第49回生活保護基準部会(2022年11月2日)開催案内)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28763.html

 
 同じ社会保障審議会の生活困窮者自立支援及び生活保護部会は、今年6月3日の部会から既に9回にわたり、オンライン配信の方法で一般傍聴が認められているのとはかけ離れた閉鎖的な対応であり、一般傍聴されると都合が悪いのではないかとの疑念を抱かれてもやむを得ないでしょう。  

(第14回生活困窮者自立支援及び生活保護部会(2022年6月3日)開催案内)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25560.html


 生活保護基準は、「ナショナル・ミニマム」(国民最低限)であり、この国で暮らす全ての人に保障されるべき最低限度の生活水準を画する極めて重要な「ものさし」です。
 基準部会の議論の過程は十分な透明性が確保されるべきであり、私たちは、少なくともオンライン配信の方法で直ちに基準部会の一般傍聴を認めることを強く求めます。
 また、私たちは、基準部会委員の方々からも同様の声があがることを期待するとともに、この問題に関心をもつ方々が、同様の声を厚生労働省に届けることを呼びかけます。

(厚生労働省HP 「国民の皆さまの声」募集 送信フォーム)
https://www.mhlw.go.jp/form/pub/mhlw01/getmail






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2022/11/8


相談会



コロナ災害を乗り越える
いのちとくらしを守る何でも相談会【第16弾】

~住まい・生活保護・労働・借金・学費etc…~

新型コロナウイルスの影響が全国に広がっています。
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例えば、

コロナを理由に雇止めにあった。
売り上げが激減して、営業が続かない。
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収入がなくなり、生活保護を受けたい。
補助制度を使いたいが、どうすれば。
バイトを切られ学費を払えない。



【実施日時】

2022年10月22日(土)
10時~22時


【電話番号】

0120-157930(ひんこんなくそう)
フリーダイヤル(全国どこからでも上記時間帯通話料無料でつながります)



全国19会場では、フリーWi-Fiスポットからの「つながる電話WEB」にも対応します。

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北海道:1022hok
岩手:1022iwa
秋田:1022aki
福島:1022fuks
群馬:1022gun
埼玉:1022sai
千葉:1022thib
東京:1022tok
神奈川:1022kan
富山:1022toya
福井:1022fuki
愛知:1022ait
滋賀:1022shi
京都:1022kyo
大阪:1022osk
広島:1022hir
徳島:1022toks
福岡:1022fuko



主催:「コロナ災害を乗り越える いのちとくらしを守る何でも相談会」実行委員会、生存のためのコロナ対策ネットワーク

(社)反貧困ネットワークなど、多くの個人・団体からの寄付に支えられて実施しています。

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2022/10/14



アップが遅くなりましたが、いのちとくらしを守る何でも相談会実行委員会が2022年8月27日に実施した相談会(第15弾)の集計です。

相談集計PDF版はこちらからダウンロードできます。



「過去15回の件数・割合の推移表」はこちらからご覧いただけます。
相談者や相談種別の変化の傾向がお分かりいただけると思います。





コロナ災害を乗り越える いのちとくらしを守る
何でも電話相談会【第15弾】集計報告


1.実施
・日時 令和4年8月27日(土)10時~22時
 (地域により開催時刻は異なります)
・開催地域 25都道府県・35会場
・電話回線 85回線
・相談員数 延べ251名 

2.相談件数 499件

3.分野別相談件数

生活費問題 186件
うち、生活保護に関する相談(未受給/申請中) 85件
生活保護に関する相談(受給済み) 36件
給付金・助成金に関する相談 38件
住宅問題 14件
うち、家賃滞納に関する相談  4件 
住宅ローンに関する相談 1件
債務問題 38件
労働問題(被用者) 44件
事業問題(事業者) 13件
家庭問題 18件
健康問題 37件
他 93件



4.相談者の年代別件数

10代 1件
20代 3件
30代 16件
40代 41件
50代 86件
60代 97件
70代以上 107件



5.相談者の性別件数

男性 257件
女性 180件
他  0件



6.職業・地位別相談件数

自営業者 37件
家族従事者 2件
フリーランス(個人事業主)7件
会社などの役員 2件
正規職員、従業員 25件
パート、アルバイト 46件
契約社員 6件
派遣 4件
嘱託 0件
その他 16件
不明 41件
非該当(無職) 222件
うちコロナで失職  42件
うちコロナの影響なし  100件
うちコロナの影響不明 80件



7.月収別相談件数

~10万 117件
~20万 52件
~30万 7件
~40万 3件
~50万 0件
51万~ 1件



8.所持金別相談件数

ない 47件
~1000円 5件
~5000円 2件
~1万 2件
~10万 14件
~20万 8件
21万~ 30件



9.アンケート「国の施策を評価しますか

全く評価しない 38件
評価しない 31件
どちらともいえない 33件
評価する 10件
高く評価する 5件



■相談概要
1.生活に関する相談
(1)生活保護
ア.忌避感

①80代女性 年金だけでは生活が苦しい。生活保護は周囲の目があり、絶対に利用したくない。ほかの支援策はないか。
②50代 7、8月は収入がなく、貯金を取り崩して生活をしている。1日の食費は300円程度と決めている。15円のうどんと半額になった厚揚げを食べ、牛乳を購入する程度である。毎日流動食のようで噛むことがなくなった。お腹がすいたら水を飲んでいる。生活保護を受けたくない。
③骨折をして仕事ができなくなり、パートを辞めさせられた。65歳以上は再就職先もなく、毎月7万円の年金だけでは生活できない。生活保護は受けたくない。
④90代女性 単身。年金月3万で生活している。家賃・水光熱費等は息子夫婦が支払ってくれているが生活が苦しい。生活保護検討するも息子夫婦が嫌がっている。
⑤70代女性 子と2人世帯。自身は月2万の年金。子は派遣の仕事で収入不安定。子が生保申請を拒む。役所相談すると単身での申請をアドバイスされたが不安。
⑥70代 飲食業自営。閉店日が多くなり支援金等もなくなって困っているので、経営している店はやめる。生活保護受給を考えているが、子どもたちへの扶養照会がいやだ。
⑦50代女性 無職。色々あって家がなく、ネットカフェ暮らしになっている、なかなか仕事が見つからず困っている。食べ物をもらえないか。生保は受けたくないが理由は言えない。
⑧70代男性 単身。収入は年金月5万円。生活が苦しいが、生活保護は利用したくない。

イ.水際作戦
①50代男性 単身、無職。収入は障害年金2か月で14万円のみ。生活保護の申請に何度も行ったが、生保は無理なので働けと言われ、全く聞き入れてもらえない。
②40代女性 単身。精神障害のため不就労。障害基礎年金2級受給。家賃を払うとほぼ手元にお金が残らない。生活が苦しいので市役所に生活の相談に行ったところ、「オマエのようなバカ女に渡す金はない!女なんだから、体を売れば良いだろう!」などと怒鳴り散らされ、全く話を聞いてもらえなかった。現在、水道とガスは止められて電気代だけかろうじて払っている。食べ物を買うお金がないので、日中だけ近くの友人の家に行って、食事を供与してもらっている。やはり生活保護の申請をしたいのだが、面接室で怒鳴られたときの記憶が蘇って、震えが出てしまう。

ウ.生活保護利用者の生活苦
①50代男性 1人暮らし。生活保護利用者、物価の値上がりがきつい。食費で保護費がなくなる。床屋にいけない。
②40代男性 単身。生活保護利用。たばこもやめて節約しているが、生活が苦しく、所持金もわずかで死にたいと思う。
③生活保護でもらえるお金が少ないままだが、物価や電気代があがって生活が苦しい。
④生活保護受給中で生活が苦しい。食事の支援をうけたい。
⑤生保受給中。家具のレンタル代を支弁するのが難しい。
⑥男性 10万円の給付が底をついて困っている。再び支給されないか。生活保護費を上げてほしい。誰に言えばいいか。
⑦男性 生活保護基準引き下げを争いたい
⑧80代女性 生活保護受給中。年金と生活保護で10万円、家賃と光熱費がかかり食費を削っている。物価高騰で生活が厳しい。睡眠剤とうつ病の薬を飲んでいる。市役所の職員が家賃の安い所に引っ越してはというが、30年も済んでいて無理。給付金があれば。
⑨50代女性 単身。生保受給中。通院にタクシーを利用しているが一部のみ移送費であとは保護費から自己負担で生活できない。エアコンも申請したが認めてもらえなかった。
⑩70代男性 単身。生保受給中。月末になると生活費が不足し知人や親族から借りて次月保護費で返済。保護課から「収入認定の問題があるので相手の証明をとれ」と言われた。
⑪男性 生活保護受給中。足が不自由で買い物も知り合いに頼んでいる。生活が苦しい。
⑫30~40代男性 生活保護受給中。精神保健福祉手帳所持、生活が困窮している。
⑬70代女性 年金2か月20万円。生活保護費2万円。生活が苦しい。給湯器がこわれそう。どうしたらよいか。

エ.その他
①70代男性 2人世帯。植木職人だったが、脳内出血で思うように手が使えなくなり無職に。収入は自分の年金と妻のパート収入で合計9万円。生活保護を利用できるか。
②70代女性 5月までコロナの給付金を受けていた。年金月28000円、パート月7万円。若く見えるために年齢を偽って働いている。生活保護は利用できる期間があるのでは。
③70代女性 20年前、夫が労災で亡くなった。年金だけでは生活が苦しい。貸付金が利用できなくなった。
④50代女性 コロナ前は月85,000円の収入があったが、今は5~6万円で生活に困っている。貯金60万を取り崩して生活している。
⑤60代女性 母親(90代)と弟(50代、メンタルで働けない)がいる。収入は主に母親の年金(年80万)で、マンションのローン支払中。生活保護を申請中。8人兄弟に支援を求めたが、年金生活で支援は難しい。
⑥男性 障害年金受給中で今月生活保護を申請。障害が重くなり失職。妻はパートと年金。借金を個人からして一括で返却した。手持ちが3万円。生活保護が却下されたらどうすればよいか。
⑦夫がコロナで休業した際に生活費が足りなくなり、給料前借や借金ができた。前借分の天引で収入が激減し、家にお金を入れてくれない。喧嘩が絶えず子どもは施設にいる。支援制度は使い尽くして「もうない」と言われた。別居して生活保護を受けることはできるか。
⑧20代女性 シングルマザー。生活保護を受給中。公営住宅に居住しているが、子供の病気の関係で1Fへ変わりたいと役所に相談も「引っ越し費用は出せない」と言われた。
⑨70代男性 水光熱費が上がった。今後が不安。生活保護のことが知りたい。年金が低く生活が困難。働き口もない。特例貸付などはすべて利用した。
⑩女性 統合失調症。障害年金7万円と亡くなった母の年金を貯めていたわずかな預金を切り崩しながら生活している。医者が訪問看護を利用するよう言うが、月4,000円の費用が負担なくらい困っている。生活保護を受けたいが受けられるだろうか?持ち家に住んでいるが売るように言われないか心配。
⑪50代男性 単身。派遣の仕事をしていたがコロナでだめになった。お金もなく、食料もない。食料支援しているところはないか。生保はうまくいかず、社協に行くと生保に行けといわれタライまわし。公衆電話でかけている。
⑫50代女性 5年前に鬱になり働けない。母の遺産で何とか暮らしてきたが、それもなくなり、生活保護の申請をしたが生命保険に入っていたため受けられず、解約して返戻金で生活してきたが、もはやそれもなくなった。
⑬60代女性 コロナの後遺症で頭痛や咳が続いている。収入は月3万5000円しかなく、家賃だけで3万円かかり、友人等に借金もある。

(2)給付金・助成金
ア.特例貸付(満額借入、返済困難含む)

①緊急小口は借りることができたが、特例貸付は受けられなかった。
②60代女性 コロナ前270万だった夫の年収がコロナで90万になり、特例貸付を180万借りたが返済が苦しい。自分も勤務日数が減り、今年6月15日に解雇された。住民税、社会保険料、住宅ローンがあり苦しい。
③50代女性 パート。特例貸付45万円借りており、来年から償還が始まるが、収入減少で規定額は払えそうにない。償還期限を延ばしてもらうことはできるか。
④50代男性 緊急小口資金は受けられたが、総合支援資金は受けられなかった。理由が分からない。どのように生活していけば良いか?
⑤緊急小口資金、総合支援資金を枠一杯借りたが、生活困窮者自立支援金の利用は認められず、困っている。
⑥40代男性 コロナで収入が減り、特例貸付の枠を一杯借り、生活困窮者自立支援金も給付を受けた。他の支援策はないか。ぎりぎり住民税非課税世帯にはあたらないので、来年1月から特例貸付の償還が開始する。これからの生活が不安。
⑦80代女性 2人世帯。コロナで自分も息子も仕事の収入が減少したので、社協に貸付を申し込んだが認められず、理由も教えてもらえない。

イ.その他
①60代男性 運送業に勤務しているが、勤務時間が短縮された。貸付金を利用した。今後一般的な貸付金を利用しようと思うが、貸してもらえる制度はあるか。
②女性 7月に区から非課税世帯への給付金の通知が届いたが給付日を過ぎても入金がない。どうなっているか。窓口などに電話してもつながらない。
③30代男性 使える給付金はないか。特例貸付、持続化給付金などは利用済。収入に変動がある。今年11月に3人目の子供が生まれる。

(3)失業者(シフト減含む)
①60代男性 2020年、会社に契約を切られた。仕事ない。市役所に相談に行ったら業務妨害と言われた。 
②50代男性 母親と2人暮らし。コロナ禍で生活が安定しない。いい仕事が見つからない。 
③脚が不自由で仕事がみつからない。無年金。家族がいるがこれ以上は頼れない。
④自営業だがコロナの影響で仕事がなくなった。親の介護もしており生活が苦しい。
⑤訪問介護の仕事が途切れてしまい、年金も少なく、借金しないと生活ができない。
⑥フリーランスのカメラマンだったがコロナ禍で仕事がなくなり、もうすぐ貯金が尽きそう。部屋の更新料が払えそうにない。
⑦50代男性 子どもが私立中学に通っているが、自分の収入が下がり授業料の支払いに困っている。
⑧40代男性 視覚障害がある。デジタル化に対応できない。福祉が取り残されている。障害年金が減額になった。利用していた老人ホームで契約を打ち切られた。感染防止で出入りする人を少なくしたいという理由。
⑨50代男性 母親の介護で会社を辞め、貯金を取り崩し生活していた。3年前に母親が死亡し、週30時間の配達のアルバイトをしてきたが、仕事がなくなり先月退職。会社が労働保険に未加入。いま、ハローワークで求職活動をしている。貯金はあと1か月分の生活費しかない。
⑩50代男性 3年前、コロナ禍が始まった時点で失職。その後貯金を取り崩し。リースバックで多額が入ってくる予定だが家賃を月6万5千円支払う必要あり。年金を60歳から受け取る予定だが将来が不安。
⑪40代女性 8月29日まで自宅療養、これで派遣の仕事はなくなり9月から仕事未定。生活が出来ない。
⑫50代男性 3年前から体調を崩し無職。貯金が一定有り当面は生活ができるが、将来が不安。リースバックを考えているが、家賃9万円と言われている。年金は65歳からもらったとして、年収約130万円。リバースモーゲージは就労していないと利用できないと言われた。
⑬50代 コロナ禍で派遣の仕事がなくなった。1年失業給付や給付金でしのいだ後再度派遣。9か月で仕事がなくなり、次に倉庫の仕事をしたが暑かったので3か月で体調崩し辞めた。生活が苦しい。
⑭40代男性 単身。飲食店に勤務していたが昨年5月にコロナの影響もあり退職。工場などにも職種を広げてずっと仕事を探してきたが就職できない。今日も面接を受けてきたが多分ダメだと思う。貯蓄も底をついた。
⑮40代男性 単身。昨年12月にパートの仕事を退職。所持金が数十円しかない。友人に借りたお金も返せていない。携帯が止まれば電気も止まる。こうなったのは自分が悪いと思う。
⑯50代女性 単身。コロナでパートの仕事をなくし貯金も底をついた。持ち家で固定資産税を滞納しているが支払えない。社協の特例貸付は利用済み。生活保護の相談に行ったら働いて自立するよう言われた。
⑰60代夫婦 登録型派遣で働いているが、この半年仕事がなく生活困窮。夫妻で180万円の借金あり。米を友人から援助してもらっている。
⑱50代夫婦 高校生の子どもの3人世帯。コロナ前の世帯年収は千数百万円だったが、夫はコロナで退職、妻はコロナに罹患して今も後遺障害がある。貯金も底を尽き、生活保護の相談に行ったが住宅ローンがあるから無理と言われた。特例貸付は利用済み。
⑲50代女性 昨年6月、母のデイサービス先でクラスターが発生し仕事を休まなければならなくなり派遣の仕事を失う。失業保険を受け貯金を取り崩しており、今後の生活が不安。
⑳60代男性 精肉店を営んでいたが2年前にコロナ禍で廃業した。預貯金を切り崩しながら生活をしているが、今後の生活が不安。手立てはないか。
㉑60代男性 単身。年金月10万。現在無職。仕事探すが見つからない。役所に生保相談に行くも「収入(年金)がまだあるから無理」と言われた。
㉒60代男性 単身。今年、都会より田舎に移住。ハローワークに通っているが仕事がない貯蓄を崩しながら生活しているが今後が不安。
㉓50代男性 単身。ホテル受付の仕事をしていたが2年前コロナで解雇。その後、ハローワークに行っているが全然仕事が見つからない。現在無収入。手持ち金もわずか数千円。社協貸付など利用できるものは全て使った。とにかく食料支援先を知りたい。
㉔60代男性 無職。定年退職後、下肢に障害があることもあり仕事が見付からず、失業手当も終わってしまい現在無収入で生活が苦しい。
㉕40代女性 コロナに罹患して失職。その後、体調は回復したが、収入も少なく国の制度はすべて使い切り、実家に身を置いている。生活保護を利用したいと思い、役所に相談に行ったら、世帯単位なので単身では利用できないと言われた。親にはこれ以上頼れないので、どうしたらいいかわからなくて困っている。
㉖60代男性 単身。年金60万/年。現在、求職中。ハローワークに行っても仕事が見つからない。持病もあり病院代も負担。差し当たっては食料支援を希望。

(4)高齢者
①70代男性 自営業。コロナで売り上げが1/3以下。もう国や自治体の給付金がなくなり、所持金が尽きた。税滞納。
②60代男性 弟が60代で2人暮らし。年金では生活できない。 
③70代男性 母親が100歳を超え、施設に入っている。年金だけでは暮らせない。なにか支援はないか 
④70代男性 コロナでこの2年間収入ゼロ。電気料金の支払いを1年間猶予してもらっていたが猶予期間が終わったと停止された。「2週間ごとに2か月分支払え」と言われている。生活保護の申請に行ったが、就労収入のある2人の子どもが同居しているので無理と言われた。
⑤70代男性 年金18万円、妻5万円(2か月)。物価上昇で生活が苦しい。
⑥50代女性 同居の80代の母が入院して、入院費用がかさみ困っている。障害者手帳があり、医療費はかからないが介護費用等がかかる。同居の長男、他県に住んでいる次男とその費用についてもめている
⑦70代女性 生活が苦しい。夫はアルツハイマーで現在施設に入所、息子は独立し子どもいる。息子や孫にいろいろお金を援助してきたが疎遠になった。
⑧80代女性 単身。年金月8万円で生活がギリギリ。一度フードバンクで食料支援を受けたが生活保護を勧められた。それ以外の食料支援でもないかと思い電話した。
⑨70代男性 単身。年金月10万。心疾患、在宅酸素利用中。通院タクシー代がかさみ、受診をためらっている。今の年金額では生活がギリギリ。
⑩60代男性 年金月10万。医療費が毎月かさみ生活が苦しい。
⑪70代男性 収入は年金のみ月12.5万円+配偶者2.5万円。脳梗塞の後遺症で通院加療中、NHK受診料未納あり。
⑫80代女性 夫婦二人暮らしでギリギリ切り詰めた生活をしている。過去に税金滞納で差し押さえを受けたことがありトラウマになっている。
⑬70代男性 年金と月5~6万円の家賃収入で暮らしている。預貯金もない。物価が上がって困っている。電気代が月4,000円あがっているがいつ下がるか。
⑭70代男性 障害年金と家賃収入を合わせて14万円。ヘルパー費用など出費がかさむやりくりが大変。物価高騰で先が不安。
⑮60代女性 生活を支えるものなど入手できる機会がほしい。収入は夫の年金月13.5万円。自分はがん治療で治療中なので就労も不可。医療費負担軽減については「基準に届かない」と言われた。年金繰り上げ受給を検討したがデメリットが多く断念した。
⑯70代女性 未婚・独居・身寄りなし。年齢などが中途半端な人間には行政は何も援助してくれないのはなぜか。社協の支援物資をもらいに行ったら、「働け」と言われた。生保の相談に行ったら、「全部売って手持ちが5万円になったら来い」と言われた。
⑰70代女性 70代後半の夫が体調を崩し、勤務先をクビになった。年金額が少なくて今後の生活が不安。

(6)その他
①40代女性 夫婦共働き。自身がコロナに感染後に後遺症で働けなくなった。夫の収入で大学生の息子に仕送りできない。
②50代女性 収入が足りない。貯金を取り崩してきたが来月には底をつく。体調悪くフルでは仕事ができない。
③男性 個人事業主+学校の非常勤講師。コロナ療養中で休んでいる期間の収入について相談。
④30代 社会人入学で看護学校に。コロナのためアルバイト禁止に。収入なく、自宅や車の維持、生活費も困難で行き詰った。2年生なので、あと1年なのだが。
⑤40代女性 単身。障害年金で生活しているが物価高もあり、生活が苦しい。
⑥70代男性 2人世帯。外国にいる子供がコロナの影響で困窮していて、収入のほとんど(数十万円)を仕送りしている。貯蓄も底をつき友人からも借金。役所に相談するも無理と。
⑦50代男性 単身。医療費が月5万かかり生活困窮。過去の借金問題でローン組めない。
⑧50代女性 2人世帯。腰を悪くして仕事をやめて無職。昨年、夫が死亡。遺族年金が少なく固定資産税その他の支払いが多く生活が苦しい。別世帯の娘夫婦に税法上の扶養になっているので10万円もらえなかった。
⑦高齢女性 50代の娘と同居、娘は子どもの頃父親から虐待を受け、仕事も十分できず離婚も経験した。今は体調を崩し、仕事もできない。収入は数万円の年金のみ。生活保護の相談に行ったが、貯金と自動車保有で断られた。今後の生活が不安で死ぬことも考えていると言っている。

2.労働に関する相談
(1)休業手当(休業支援金含む)
①50代男性 コロナの症状が出たのでPCR検査をしたら陰性と出た。しかし自分には肺に持病があり、クラスターを発生させたくなかったので会社を休むと連絡したところ、3日間有給を取るように言われた。1日は有給を使ったが、残りの2日は欠勤になる。欠勤すると賞与が3割にカットされてしまう。
②女性 職場でコロナ感染者が出たため、濃厚接触者として休むように言われ、収入が減少して困っている。
③女性 熱が出たので職場に申告したところ、「陰性が確認できるまで出勤不可」と言われ4日間休んだ。日給月給制なので4日分の給料を丸々カットされた。PCR検査の結果、陰性だったが会社側は賃金の補填に応じてくれない。どうしたものか?
④60代女性 娘は大手サービス業で勤務。濃厚接触者で5日間療養、会社からは15日間出勤停止命令が出た。休業補償はないか。

(2)解雇・退職勧奨・雇い止め
①30代女性 今年4月に転職し役職者となった。上司からパワハラを受け、上層部からの指導もなく8月24日に退職勧奨を受けた。心療内科も受診し離婚した。出来るだけ今の所で働き続けたいが、どうしたら良いか。
②60代女性 23年間勤務してきた。今年1月の更新で午前だけの勤務になると言われた。断ったら、半年はフルタイムで更新すると言われ7月末に退職した。有給休暇がたくさん残っているので買い取りすると言われたがお金をもらっていない。退職金ももらっていない。労基署にも相談している。生活に困っているが気持ちが収まらないので弁護士を紹介してほしい。
③60代女性 通勤災害で1年半休業中。昨年12月に症状固定で今年8月に後遺障害の認定受けた。今もめまい、耳鳴りで仕事ができない。会社からはなんとなく退職を求められている。自分でも仕事ができる状況ではないと思うが、何か良い対応はないか。
④50代男性 17年勤めた会社を今年1月に解雇された。昨年11月からうつ病になった。雇用保険は病気で働けないので受給できない。

(3)その他
①飲食店に勤務している。コロナに感染し、職場復帰しようとしたが、陰性証明を持ってこいと言われている。検査費用がない。
②最近就職したが、試用期間中にパワハラを受けた。退職したい。給与も未払。
③30代女性 コンビニで働いていたが2か月前に退職。年休が取れないので労基署に訴えると言ったら取れたが、勤務日数や労働時間を減らされた。
④40代男性 3年前通勤災害で骨折。治療費は全額支給されたが、通院の交通費が出ない。
⑤女性 21年3月~22年3月まで働いた。契約書はある。当初は就労場所が2か所だったが6月に1か所に減らされた。もらった賃金に不明なことがある。
⑥大学生の子どもと生活するシングルマザーの友人が、濃厚接触者となりパートを休むよう言われた。収入が減少し困っているが使える制度はないか。
⑦60代男性 タクシー運転手。仕事中にコロナ感染し、退院後も体調回復せず、コロナ後遺症で3か月入院。退院したが未だ職場復帰できず。コロナ感染については労災が認められたが、今後の生活設計が心配。
⑧50代女性 自分の職場では、県外に行ったり県外の人と接触したりすると、5日間は休まなければならず、しかも有休となるため、有休の日数がどんどん減ってしまう。以前はともかく、現在は県内でも感染者が多数でており、このような職場の方針には納得できない
⑨50代女性 シングルマザー。歯科助手で働いていたがコロナの影響で解雇。別の医院で勤務が決まったがそこはパワハラが酷く労基署に相談するも、1度警告があったのみ。
⑩コロナ感染にともなう休業による生活不安。傷病手当、雇調金等の制度を知らない人が多い。
⑪男性 障碍者雇用で働いている。パワハラを受けて賃下げもされた。対応してもらえるか。
⑫無料低額宿泊所で働き始めたが、突然、稼働日を減らされ、契約書の提示を求めても業務委託だから出さないと言われ、専門家に相談すると言ったら、社長の指示で複数の社員によって不当に拘束された。
⑬60代男性 ホテルに勤めていたが、2020年にホテルが休業となり、1年2か月休業手当が支給された後、2021年に異動命令が出た。元の勤務地から5時間かかる場所で、賃金も半分近く切り下げられたので拒否したところ、出勤拒否で無給になった。無給分の賃金を取り戻したい。

3.事業者からの相談
(1)支援制度
①女性 スナックを経営している。コロナで自粛したが、給付金が申請できない。
②50代男性 飲食店自営しており、時短営業協力金について10期までは滞りなく申請できていたが、11期(40万円相当)について書類が足りないと言われた。アナログ人間で全て申請は紙で行ってきたが控えもなく、最後の制度変更も知らず、アテにしていただけにショックが大きい。

(2)その他
①60代男性 コロナで会社経営が困難となり民事再生手続中だが行き詰まっている。
②地方で飲食店を経営しているが、国のコロナの発表で一気に地方都市に観光客が来なくなる。
③50代夫妻 婦人服卸の会社経営。経営不振で光熱費も滞納し何度か止められた。会社と個人の破産をしたいが費用が25万円は必要と言われた。
④60代男性 伝統工芸品を作っている。コロナで収入が2年間ない。生活がたちゆかない。小口資金は申請中。子どもが従業員だが雇調金がもらえない。
⑤70代男性 単身。自営業。仕事が減って事業債務の返済ができない。
⑥自営業(運転代行業)。飲食業はコロナ対策の援助があるが、運転代行業にはない。7月が経営的に厳しかった。借金があり返済中。
⑦60代女性 2人世帯。息子とだんご屋をやっているが、売上げがあまりに少なく問屋や家賃に支払いが滞っている。持病があるが、医者にかかれない。食事はだんご、おにぎり等残り物ですませている。
⑧女性 個人事業主(エステサロン)。収入がコロナ前の半分以下で赤字になり、家賃を払えるかどうかわからない。精神的にもまいっている。持続化給付金、金融公庫から80万円借りたが支払いに消えた。

4.住まいに関する相談
①40代男性 親子3人暮らし。自身はパワハラで退職し障害年金受給中。妻は職場のパワハラがきっかけでガン闘病中。子どもは中学生。住宅ローン滞納。
②60代女性 市営住宅に住んでいるが給湯器が故障した。市からの補助はないか。年金7万円、休業支援金2万円が生活費。
③70代男性 アパートに一人暮らし。24年間看病してきた兄が6月に亡くなった。3年前から貯蓄を切り崩し、兄の葬儀代も銀行から借りた。県外に出て生活を立て直したい。就職するにしても住むところがないといけないので、アパートを借りる世話をしてくれるところはないか?高齢で保証人がいないため不動産屋では断られる。

5.債務に関する相談
①男性 コロナで収入が減った。昨日コロナ陽性となった(2回目)。年金が2か月で17万円。給料は満額16万円が7万円に減少。休業補償がでないので借金した。妻は寝たきり。
②60代男性 日々の暮らしはなんとか出来ているが、固定資産税を払うことが困難。国保料は滞納している
③50代男性 コロナの期間、携帯電話代の支払いを猶予されていたが、その間に未納額が溜まり支払いできなくなった。差し押さえるなどの手紙が来たので不安になっている。
④60代男性 若い頃、借金をして親に肩代わりをしてもらい、ローン会社に借りて裁判所にも呼び出された。41万借りて、今働きながら1万円ずつ返している。あと1年で返済が完了する。
⑤60代男性 息子が車のローンや奨学金で借金500万円ある。どうしたらよいか。
⑥50代男性 4人世帯。コロナ陽性で休職し傷病手当申請検討したが、期待した額ではなかった。生活は現在、何とかなっているが多額の借金があり今後が心配。
⑦70代女性 鮮魚店自営もコロナの影響で廃業。店舗の電話機リースの残債支払いに苦慮している。年金があるが少額なので生活費に充てるのが精いっぱい。
⑧70代男性 生活に困っているのに国葬をするなと思う。つれあいが宗教献金で作ったカードローンを払っている。年金月に約2万円。
⑨50代男性 無職。3人世帯。社協から生活福祉資金20万円を借りており、現状では返済困難。親戚に連帯保証人になってもらっており、絶対迷惑をかけられない。父親は年金担保貸付を受けている。母親も年金収入のみ。家族全員・生活苦。
⑩60代男性 自営業。政府系金融機関から融資を受けたが、コロナ禍で事業収入が減少しており、返済の見通しが立たない。
⑪50代男性 単身。日雇いで働き月収は12万円程度。借金もあり、生活が苦しい。
⑫60代女性 3人世帯、持家。非常勤の仕事をしているが、コロナで収入が半減。特例貸付を利用したが、このままでは返済できないので、何とかしてもらいたい。親の介護のために借りた借金200万円もある。世帯収入16万円だが、役所では生活保護は無理だと言われた。
⑬70歳女性 姉と二人暮らし。世帯収入は2人合計6.5万円の年金のみ。大学の学費のための奨学金が約500万あり、月2000円ずつ返済してきたが、7月に突然一括払いを督促された。生活保護の申請に行ったら「借金を整理してからでないと生活保護の開始はできない」と言われ困っている。
⑭40代男性 単身。先週コロナで10日間休まなければならなくなり、10万円減収し、アパートの更新料が払えない。特例貸付を借りており、来年1月から償還が始まるので不安。
⑮60代女性 住民税の未払いで預貯金が差し押さえ。残り2万円。8月中に支払うよう通知。無職で年金は2か月で25~26万円。自宅ローンがある。

6.健康に関する相談
(1)コロナ感染・ワクチン
①体調の悪いままに4回目のワクチン接種を受けたが、大丈夫だったのか。
②女性 コロナワクチン3回接種するもコロナになることはあるか。いま寒気がする。
③70代女性 ワクチン3回接種、心臓病などの持病がある。
④50代女性 家族がコロナワクチンの3回目を接種したところ、髄膜炎になって入院中で、その収入がなくなって生活が苦しい。医師はワクチンの副作用の可能性が高いと思うが、それを認めさせるのは無理だろうと言っている。
⑤70代男性 2週間ほど発熱があり、病院を受診しようとしたら、ワクチンを2回接種していないと診察しないと言われて拒否された。

(2)心の健康(希死念慮等)
①70代女性 相談できる相手、友人がいない。 
②60代女性 昨年までデパートで働いていたが、コロナ禍になり不景気で仕事を辞めざるを得なかった。6月から年金生活になった。仕事が見つからない。持病があり高血圧などの持病があり治療もしている。コロナ感染者が増え、人混みが怖くて引きこもって生活している。ニュースも暗いことが多いので不安が大きくなり悪夢を見たりする。今後のことが不安。
③70代男性 無職。2年前にコロナになって仕事を止めた。白内障で視力が悪くなって不安。長いコードを買ってきて自殺を考えてしまう。

(3)その他
①50代男性 心筋梗塞で体がだるい。後遺症がある。どうしたらいいか 
②男性 コロナ療養中。自分のものは食糧支援でもらえるがペットのものはもらえない。独居なので、買い物に行っても良い?法的規制はない?
③40代男性 3人世帯。ホテルに勤務していたが、2020年年末にリストラで失業。本年8月に、就職した直後、コロナの濃厚接触者となり、PCRは陰性だったが体調悪く仕事を辞めた。高齢の父母と同居しており、どんな仕事を選ぶべきか等迷ってしまう。

7.その他の相談
①50代男性 父の知り合いが同居している。その人に出て行ってほしい。
②60代女性 主人からDVを受けている。収入が減り万引きして捕まった。息子は頼れない。主人は3000万円の借金がある。 
③40代女性 コロナの感染拡大で弟が会社を解雇され、昨年秋に実家に戻ってきた。弟が父・母・自分に暴力をふるい、父を自分の意のままにさせ、父の財産を処分させ自分のものにしようとしている。
④女性 コロナで収入が減少している。父親は不倫をして4人の子を認知した。子どもの1人が死亡したということで、その子の相続放棄の手続きをしなくてはならず、戸籍謄本など取得しなくてはならない。家庭裁判所にも行く必要がある。複雑でお金もかかる。親子の縁を切るなど予め相続放棄をしなくていいような制度はないか。
⑤50代女性 20代の子が発達障害?小学校時に席に座っていられなかった。支援学級。その後は普通級で高校卒業。卒業後、昨年7月から1年間アルバイトするも上司とうまくいかず退職。どうしたらよいか。現在ハローワークで求職中。自動車学校に行くも途中退所。
⑥60代男性 年金の支給を60代にしてもらったがよく分からない。
⑦70代後半 ケアホームに入居しているが、外に出てはいけない、人に会ってはいけないと禁止され、しんどい。この電話で今日初めて人と話した。外に出たい人に会いたい。洋服を買いにいきたい。平均寿命を考えると残り少なく1年はとても大事。戦中に生まれ、高度成長期を苦労し頑張ってきたのに最後になぜこのような目に合うのか。
⑧60代女性 2人世帯。要介護1で入院予定。現在、要介護3の母を介護中。今後が心配。母の施設入所勧められるも2人暮らしを頑張って継続したい。
⑨50代男性 コロナ禍で集まりが持てず鬱屈している。
⑩50代男性 27、8年間入院していた精神科を退院した。投薬のせいで体や神経が壊れた。今は新興宗教の研究生をしている。お金はもらえない。作業所にも通っておりそこではわずかだがお金がもらえる。学校や病院の閉鎖された環境をなんとかしてほしい。
⑪40代女性 9月から新しい職場で働くことになっている。以前に1か月で辞めたことがあり、今後の職場で即戦力として期待されていることが非常に負担になっている。経済的には母の年金と兄の収入に頼っているので、きちんと勤め続けたいと思っているが追い詰められている。
⑫70代男性 福島原発事故で避難中。現在、福島県内の知人宅で世話になっている。復興支援住宅の案内が来たので応募したところ、帰還の記録が残っているから、復興支援住宅の入居資格がないと言われた。確かに1~2か月、避難元に戻って居住したことがあるが、息子との折り合いが悪くすぐに家を出た。

■国への要望
1.支援策に関する要望
①今、旅行割りは必要ない。旅行に行ける人はゆとりのある人。困っている人にお金を使ってほしい。
②新型コロナの影響で生活が困っている人を継続的に支援してくれる制度をつくって欲しい。
③コロナ感染を放置してどこでうつるかわからない。なのに補償がないのでちゃんとしてほしい。
④国の対応が遅れている。しわ寄せがすべて弱者にいっている。安倍の葬式に使うお金を弱者に回すべき。
⑤物価が高騰しており、もっと困った人を助けることに税金を使うべきだ。
⑥コロナ禍の長期化に対応した支援策を新設して。特例貸付の償還免除を拡大して。
⑦コロナワクチンの副作用の補償をしてほしい

うち給付金の追加を訴えるもの
①前のように、地方の自営業者にもいきわたる支援生活困窮者に、物価高の補助をしてほしい。生活保護基準の切り下げはしないで!
②コロナ禍で収入が減っている事業者への給付金を拡充してほしい。国葬反対。困っている人にお金を使って、きちんと救ってほしい。
③お金の使い方が違う。給付金がほしい。
④国は低所得者に目を向けろ。給付が必要。
⑤収入に関係なく,給付金を支給して欲しい。
⑥国は低所得者に目を向けろ。給付が必要。
⑦コロナ支援金を低所得者に出してもらいたい。

2.コロナ対策に関する要望
①PCR検査をもっと積極的にやって欲しい。
②70代男性 コロナの予防接種について、薬害も含めて公表すべき。
③介護施設に暮らしている。一律に行動制限するのをやめさせて欲しい。
④コロナ感染した自宅療養者を放ったらかしにしないでほしい。
⑤家族感染及び子供の感染対策が弱い。
⑥早くコロナ治療薬を作ってほしい。

3.国の政策全般に関する要望
①制度のことは自分で調べないとわからないという自己責任なのはおかしい。
②女性 生活に困っている人に冷たい。
③障害者へのあったかい対応を。
④就職氷河期の人に支援事業を拡大してほしい。
⑤年齢により就職できない。何とかしてほしい。
⑥これまで税金をきちんと払ってきたので、すべてのトータルをして今の税を決めてほしい。
⑦シングルマザーは多少保護を受けられるが、高齢者は何の保護もないので困っている。
⑧消費税を一時的に下げてほしい。
⑨政治家は役に立ってない。国民の税金の使い方が間違っている。
⑩国会議員の給料が高すぎる。本当に困っている人に支給してほしい。
⑪今の国の対応に腹が立つ。
⑫役所は生活に困っている人の話を聞いてほしい。相談に行くのをためらってしまう。
⑬最低賃金が低い。
⑭生活困窮で命を落としている人が大勢いる。国はもっと手厚い支援を。
⑮外国人技能実習生の待遇改善を。
⑯老後2000万必要と言われるが困る。国の責任で安心して老後を送れる様にしてほしい。
⑰医療費負担が重い。病気になっても病院にかかるのをためらってしまう。
⑱誰もが普通に暮らしていける政治を。
⑲人間の心と哲学をもって国を動かして下さい。
⑳暮らしの不安をなくしてほしい。
㉑年収400万~500万で働いても、厚生年金は月10万~15万しかもらえない。今後、子どもの世代になるともっともらえなくなると思うと不安だ。
㉒役所は生活に困っている人の話を聞いてほしい。相談に行くのをためらってしまう。
㉓コロナで病院が厳しい状況にある。医療制度を拡充してほしい。
㉔養護施設の子どもがきちんと自立できるような制度を作って欲しい。
㉕個人宅へ訪問(見守り的な)支援をやってほしい。
㉖生活保護と貸付の間の制度がほしい。生活保護について制度通り説明してほしい。
㉗パワハラ防止法が施行されたが意味がない。


物価高への対策・年金、生活保護費の引き上げを求める声
①年金の増額。
②いろいろあるが、年金を増やすか生活保護費を増やしてほしい。
③物価高騰で少ない生活保護費では生活が苦しい。保護費を増やしてほしい。(複数)
④物価高対策にもっと力を入れてほしい。
⑤ガソリン代が高い。車がないと生活できない地域は死活問題。強力な対策をしてほしい。
⑥物価高い。国が緊急経済対策と言うが、なんでもかんでも地方に丸投げでは、地方自治体にやる気がなければ、国が予算を1兆円から2兆円にしたとしても、何も変わらない。自分の住む街の自治体は、何もやってくれない。経済対策は、国が主導してやるべきで、やり方を地方に任せるのでなく、国が方法を決めて、どの地方でも同じように享受できるようにすべき。
⑦ライフラインを確保できるよう、物価高に対応してもらいたい。

国葬に反対する声
①国葬反対!税金を正しく使ってほしい!
②年金も下がる一方で物価高騰が進むし、「国葬」する費用があるなら庶民にまずお金を回してほしい。
③物価が高騰している。給与が下がった。収支バランスが崩れた。安倍元首相の国葬に2億5千万かけるなら、経済政策にまわしてほしい。自分は困っていないが生きるか死ぬかの人もいる。岸田首相は賃金倍増ではなく,資産倍増といっている。資産が元々ない人は増やしようがない。きちんと経済政策をしてほしい。
④国葬に使うお金があるのであれば、国民のために使って欲しい。
⑤国葬に使うお金を生活困窮者に渡して欲しい。
⑥安倍元首相の国葬に2億円も使うなら国民への給付金に廻してほしい。
⑦年金も下がる一方で物価高騰が進むし、「国葬」する費用があるなら庶民にまずお金を回してほしい。
⑧70代女性 国葬反対、税金を別の所につかってほしい 
⑨安倍元総理の国葬はおかしい。生活保護支給額を上げてほしい
⑩電気代、ガソリン代など生活費が高騰しているのに国は手を打てないのか。国葬に多額の税金を使うのをやめてほしい。

2022/10/14



厚生労働大臣と生活困窮者自立支援及び生活保護部会に「大学生等への生活保護の適用についての申入書」を提出しました。



2022年10月3日

厚生労働大臣 加藤 勝信 様
社会保障審議会生活困窮者自立支援及び生活保護部会部会長 菊池 馨実 様

生活保護問題対策全国会議
代表幹事 尾 藤 廣 喜


大学生等への生活保護の適用についての申入書


 社会保障審議会生活困窮者自立支援及び生活保護部会(以下「部会」といいます。)における議論について、以下のとおり申し入れます。

第1 申入れの趣旨
 当事者の実情や支援者の意見を踏まえて、大学生や専門学校生等(以下「大学生等」といいます。)に対する生活保護の適用についての議論を行ってください。

第2 申入れの理由
 1 はじめに
 2022年6月3日、部会での議論が始まりました。5年に一度の部会であり、私たちはそこでの議論に注目をしていました。私達の中で特に関心が高かったのが「大学生等への生活保護の適用」に関する議論です。この問題について議論が前進するのではないかと期待をしていました。
 しかし、8月24日の部会の資料として厚生労働省のホームページに掲載された資料「社会保障審議会生活困窮者自立支援及び生活保護部会におけるこれまでの主な意見」は、それまでの部会の議論をまとめたものとされていますが、「大学等への進学について」という項目には以下のような意見が並んでいました。

・被保護者世帯及び一般世帯の共通の課題として、生活保護の枠組みにとらわれず、修学支援新制度等による教育施策の中で幅広く検討すべき。
・奨学金やアルバイト等で学費・生活費を賄っている学生もおり、一般世帯との均衡を考慮すべき。
・大学進学に係る生活保護の適用を認めると、相当数が保護の対象となるのではないか。
・大学進学に係る生活保護の適用については慎重に検討すべき。大学進学しなくとも活躍できる機会は多くあり、高校卒業後直ちに就職する場合の支援についても強化すべき。
・コロナ禍で困窮した大学生について一時的に生活保護を利用可能とすべきではないか。

 意見のうち4つは大学生等への生活保護の適用に消極的なものです。このような中間的なとりまとめがなされている状況を見ると、最終とりまとめにおいても大学生等への生活保護の適用については消極的な結論となるのではないかと、私達は危機感を抱き、今回の申入れを行うこととしました。

 2 虐待当事者は生活保護を必要としていること
 大学生等への生活保護の適用が必要な例として、虐待当事者がいます。
 虐待を受けていた大学生が虐待を逃れるため、自宅を出て支援団体に支援を求めた場合、現状では大学等を退学することを勧めざるを得ません。現在の生活保護の運用では、大学に在籍したまま生活保護を受給することを原則として認めていないためです。
 虐待から逃れた大学生は、自分の尊厳を守るために逃げ出したのに、それと引き換えに大学で学ぶ権利、学ぶことで開ける将来の希望を諦めなければならないのです。
 実例として、中村舞斗さん(NPO法人虐待どっとネット代表理事)の例を挙げます。中村さんは虐待から逃れ、自分でアルバイトをした上で大学に進学をしましたが、心身に不調を覚え、医療を受けるために福祉事務所で生活保護を申請しようとしました。ところが、福祉事務所のケースワーカーから「大学は贅沢品です」といわれ、申請をすることができませんでした。中村さんは絶望し、自殺未遂を図って入院し、大学を退学することになりました。
 もし、中村さんに生活保護が手を差し伸べていれば、中村さんはここまで追い詰められなかったかもしれません。ただ、今も同じように生活保護から排除されている虐待当事者は存在しています。
 現在の運用は、こういった一時的にでも支援をすべき大学生さえ、排除するものになっているのです。

 3 部会の資料にも大学等への進学を認めるよう求める意見があったこと
 2022年8月24日の部会の資料を見ると、大西連さん(認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやい理事長、内閣官房孤独・孤立対策担当室 政策参与)は「生活保護を「入りやすい制度」へ移行することが必要。」とした上で「・大学等への世帯内就学の実現」をその1つとして挙げています。また、大西さんが参考資料として提出した「生活保護制度の改善および適正な実施に関する要望」では、「第1 に、保護開始時において、現に大学で就学している者が、その課程を終了するまでの間、あるいは特定の貸与金、給付金等を受けて大学で就学する場合に、その者を世帯から分離することなく、保護を行うよう、生活保護法ならびに関連する通知等の改正もしくは改訂を行うこと。
第2に、高等学校等をかつて修了した場合であっても、保護を受けながら専修学校および各種学校へ進学することが認められるよう、局長通知第 1-3 および関連する通知等の改訂を行うこと。」(11頁)を求めています。
また、一般社団法人若草プロジェクト(鵜飼参考人)からの資料には「生活保護に関して、我々が今一番困っていること 大学生が受けられないこと」と、1ページを使って大書されています。そして「私達が直面している困難なケース」として、以下のようなケースが挙げられていました。

・大学生(あるいは進学予定の高校生)
・実家で一緒に暮らす親から虐待を受けている
・本人は、実家を出たい
・親は、実家を出ることに反対している
・親からは、家を出るなら大学の学費や生活費を出さないと言われている
・貯金もない

こういった事例は、まさに上記3で伝えた状況と同じです。
このように、部会が意見を聞いた支援者も、重要な問題として大学生等が生活保護を受けられないことを問題として挙げているのです。

 4 大学等への進学も最低限度の生活の保障に含まれる段階にあること
 現在の大学等への進学率は、厚生労働省の調査では2020年の段階で全世帯では73.4%です。この数字はいわゆる浪人生を除いたもので、文部科学省の「学校基本調査」では2021年の段階で83.8%と8割を超えています。
 1970年に生活保護を受給する世帯からの高校への進学が認められましたが、このときには進学率が8割を超えたことを理由としていました。それを考えれば、すでに大学等への進学についても、生活保護制度内で認めることができるはずです。

 5 まとめ
 大学生等への生活保護の適用は、生活保護法を変えることなく、厚生労働省が通知を変更すれば実現します。
 現実に困っている当事者がいることは、支援する側に立っている私達は知っています。部会で支援者の意見を聞いた方々も理解されているはずですが、さらに当事者の声にも耳を傾けてもらいたいと考えています。
 その上で、大学生等への生活保護の適用の必要性を認め、それに一歩でも二歩でも前進するような意見をとりまとめていただくよう要望します。


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2022/10/3


相談会



コロナ災害を乗り越える
いのちとくらしを守る何でも相談会【第15弾】

~住まい・生活保護・労働・借金・学費etc…~

新型コロナウイルスの影響が全国に広がっています。
弁護士、司法書士、社会福祉士、労働問題の専門家などが
無料で相談にお答えします。
お困りの方、お気軽にご相談を!

例えば、

コロナを理由に雇止めにあった。
売り上げが激減して、営業が続かない。
家賃が払えず、追い出されないか心配。
収入がなくなり、生活保護を受けたい。
補助制度を使いたいが、どうすれば。
バイトを切られ学費を払えない。



【実施日時】

2022年8月27日(土)
10時~22時


【電話番号】

0120-157930(ひんこんなくそう)
フリーダイヤル(全国どこからでも上記時間帯通話料無料でつながります)



全国19会場では、フリーWi-Fiスポットからの「つながる電話WEB」にも対応します。

相談会



※上記をクリック後、下記IDを入力してください。

つながる電話WEB【ID】

北海道:0827hok
岩手:0827iwa
秋田:0827aki
福島:0827fuks
群馬:0827gun
埼玉:0827sai
千葉:0827thib
東京:0827tok
神奈川:0827kan
富山:0827toya
福井:0827fuki
愛知:0827ait
滋賀:0827shi
京都:0827kyo
大阪:0827osk
島根:0827shim
岡山:0827oka
広島:0827hir
徳島:0827toks
福岡:0827fuko



主催:「コロナ災害を乗り越える いのちとくらしを守る何でも相談会」実行委員会、生存のためのコロナ対策ネットワーク

(社)反貧困ネットワークなど、多くの個人・団体からの寄付に支えられて実施しています。

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アップが遅くなりましたが、いのちとくらしを守る何でも相談会実行委員会が2022年6月11日に実施した相談会(第14弾)の集計です。

相談集計PDF版はこちらからダウンロードできます。



「過去14回の件数・割合の推移表」はこちらからご覧いただけます。
相談者や相談種別の変化の傾向がお分かりいただけると思います。




コロナ災害を乗り越える いのちとくらしを守る
何でも電話相談会【第14弾】 集計報告


1.実施
・日時 令和4年6月11日(土)10時~22時
 (地域により開催時刻は異なります)
・開催地域 28都道府県・38会場
・電話回線 89回線
・相談員数 延べ238名 

2.相談件数 515件

3.分野別相談件数

生活費問題 230件
   うち、生活保護に関する相談(未受給/申請中) 74件
生活保護に関する相談(受給済み) 68件
     給付金・助成金に関する相談 69件
  住宅問題 32件
   うち、家賃滞納に関する相談  11件 
     住宅ローンに関する相談 3件
  債務問題 35件
  労働問題(被用者) 47件
  事業問題(事業者) 10件
  家庭問題 23件
  健康問題 35件
  他 97件



4.相談者の年代別件数

10代 0件
20代 3件
30代 16件
40代 51件
50代 83件
60代 99件
70代以上 134件



5.相談者の性別件数
  男性 276件
  女性 211件
  他  0件

6.職業・地位別相談件数
  自営業者 36件
  家族従事者 1件
  フリーランス(個人事業主)7件
  会社などの役員 2件
  正規職員、従業員 16件
  パート、アルバイト 51件
  契約社員 7件
  派遣 8件
  嘱託 3件
  その他 8件
  不明 28件
  非該当(無職) 254件
    うちコロナで失職  43件
    うちコロナの影響なし  125件
    うちコロナの影響不明 86件

7.月収別相談件数
  ~10万 132件
  ~20万 65件
  ~30万 6件
  ~40万 3件
  ~50万 1件
  51万~ 0件

8.所持金別相談件数
  ない 67件
  ~1000円 3件
  ~5000円 5件
  ~1万 4件
  ~10万 32件
  ~20万 4件
  21万~ 47件

9.アンケート「国の施策を評価しますか」
   全く評価しない 41件
   評価しない 31件
   どちらともいえない 34件
   評価する 16件
   高く評価する 3件

■相談概要
1.生活に関する相談
(1)生活保護
ア.忌避感

①50代女性 45歳のときパワハラで退職してから精神的な理由で働けない。あと1年間相続税で500万円は必要。生活保護は受けたくない。
②50代女性 自立支援金が5月で終了し、新たな給付金が始まるようだが、福祉事務所からは再々々の申請なので受けられないという。生保の対象になるが、就労指導が強いので考えてしまう。身体の調子も悪く働けない。自動車税が払えない。
70代男性 単身。年金が月5万弱で、コロナの前は月7~10日働けたが、現在全く仕事がなくなっている。家賃と水道光熱費を先に出し、残りのお金で、1日1、2食でしのいでいる。生活保護は、資産調査などがあって耐え難いのであきらめている。
④生活保護申請したいが扶養照会が嫌だ。
⑤70代男性 コロナの影響で2021年に失業。仕事を探しているが見つからず、貯金が10万円くらいになった。生活保護は親族照会もあると聞くので、どうしようか悩んでいる。
⑥80代女性 ビルの家賃収入で生活していたが家賃が入らなくなった。生活保護は扶養照会されるから嫌だ。
⑦給付金を受けたが、他にはないか。生保は子どものことを考えると受けたくない
⑧病気があり、仕事に就けない。生保しかないのか。

イ.水際作戦
①40代女性 単身。2月から病気で働けない。現在は傷病手当で生活中。役所に保護申請に行ったら「短時間でも頑張って働いたら」と言われた。
②60代男性 単身。病気で働けなくなった。年金収入が月額10万円あるが、医療費が月2万円以上かかり、住宅ローンを滞納している。貯えがなくなれば自宅も競売になる状況。生活保護の相談に行ったところ、「生活保護は無理。手がない人でも足がない人でも働いているんですよ。あなたも働きなさい。」といわれてショックを受けた。あきらめて餓死するか、ホームレスになるしかない。
③60代女性 2人世帯。障害年金だけでは生活できず、生活保護の申請に行ったところ、持家を売却しないと生活保護は受けられないと言われて帰ってきた。
④70代女性 単身。昨年夫が亡くなり、持ち家だが、収入は年金月額3万5000円だけで、生活が苦しく、夏はクーラーも使えない。生活保護の申請に行ったが、断られてしまった。
⑤70代男性 単身。収入は月6万円の年金だけで、家賃が3万5000円で、滞納が心配。前は多少のアルバイトがあったが、今はコロナでまったくない。食べるものもぎりぎりで、1玉18円のうどんを3回に分けて食べている。役所に生活保護の相談に行ったら、「人のお金で食べさせてもらうのか」「働く人の上前をはねて生きるつもり」と罵倒される。体調も悪く、こんな状態で生きていても仕方ないと思う。
⑥50代男性 栄養ドリンクの製造工場に派遣で働いていたが、両手が腱鞘炎になってしまい解雇された。派遣元の寮も出され、5月の最後の給料から寮費も引かれ、今は所持金143円しかない。4月から車中泊。市役所に相談に行ったが住民票のあるところへ行くようにと言われた。
⑦50代女性 生活保護の相談に行ったら、家賃が基準を超えているからダメと言われた。

ウ.その他
①70代男性 生活保護を受給中で、寝室にエアコンを設置したいが配線工事が必要。配線工事費用は、受給中の保護費から出してほしいと言われ困っている。
②70代男性 年金が少なく生活が苦しい。息子と同居しているが仲が良くない。生活保護を受けたいが、同居家族がいるので受けられないと言われた。 
③息子と2人暮らし。自分の年金だけで暮らしている。息子は10年前に心臓の手術を受けてからアルバイトをする程度。生活保護の相談をしたが、収入要件を超えているため利用できないと言われた。
④親族や周りから生活保護利用を責められ、ストレスがたまる。
⑤40代男性 生活保護を支援する信頼できる団体を紹介してほしい 
⑥50代女性 単身。生活保護を受給中。仕事を見つけて自立したいが就職先がない。
⑦70代男性 生活保護5万円+国民年金+基金の収入で不足する医療費を保護費で。娘が海外におり、会いに行くための交通費として定額給付金10万円が残してあるが、生活保護費から交通費分を差し引くと言われた。何とかならないか。
⑧50代男性 精神疾患があり20年近く不就労。自殺未遂や精神科の入院歴も有るが今は通院を中断。仕事を探しているが見つからず蓄えを崩して生活してきた。市役所に生活保護の相談に行ったが「ダメですよ」と言われた。どうしたらよいか。貯金は58万円くらい。エアコンや洗濯機を買い換えてもよいかも迷っている。
⑦50代女性 精神2級の手帳所持。母と同居しているが、別居している兄から母が亡くなった場合家を出て生活保護を受けるように言われている。
⑧30代男性 2週間前にホームレスになり、生活保護を申請。来週から受給できるようになる。今の低額宿泊施設では利用料が9万~10万円。民間アパートに転居はできるか。
⑨50代男性 病気の妻を看護しつつ働いており、月収は月数万円程度で、住宅ローンを滞納している。住宅ローンがあると生活保護を利用できないと言われたがどうなのか。
⑩男性 単身。自動車事故で重傷を負って入院し、仕事もお金も家もなくなり、役所に就職の相談に行ったら、無料低額宿泊所を紹介されて入所して生活保護を受けるようになった。部屋の広さ3畳と狭く、保護費月額11.5万円のうち10万円をとられ、自分の手元にはわずかしか残らない。4万5000円の食事のサービスは拒否したくてもできない。
⑪70代男性 単身。病気で働けなくなり、家賃滞納して住居を失い、生活保護(医療単給)を受給。無料低額宿泊所に入所しており、施設にお金を払うと手元にわずかしか残らない。5社から借金があり返済できない。
⑫60代男性 2人世帯。2020年に病気で自営業をやめた。無収入となり、預金を取り崩してきたが無くなった時が不安。生活保護の申請は持ち家だが大丈夫か。
⑬別居中の配偶者の被扶養者として健康保険に入っているが、生活保護になったら健康保険から抜けるので相手に知られることになるか。
⑭生活保護受給中。アパートの老朽化がひどいがCWに引っ越し費用は出ないと言われている。
⑮生活保護受給中。エアコンが古くて音が大きく、電気代がかえってかかる。CWに買い換えの費用は出ないと言われている。
⑯生保受給中。CWの態度が悪い。プライバシーも尊重してくれない。
⑰80代夫婦 年金が月16.7万円程度。年金まで減らされて困る。果物も食べられず半額の食料ばかり食べている。生活保護は受けられるだろうか。
⑱80代男性 派遣で清掃の仕事をしていたが、5月末で突然打ち切られた。特例貸付を全て借り、生活困窮者自立支援金の受給を始めたが、生活保護の申請もした。両方受け取るのは無理か?特例貸付の返済はどうなるのか?
⑲50代男性 生活保護を受給しているが、月4件の求職活動のノルマを課されている。2社しか応募しなかったということで、現在、市から弁明を求められている。どのように対応すれば良いか?

(2)給付金・助成金
ア.特例貸付(満額借入、返済困難含む)

①社協へ貸付の相談にいったが断られた。丁寧に対応してくれない。
②総合支援金を利用したが、それ以上は非課税世帯であるため利用できないと言われた。
③60代男性 コロナの影響で収入が5分の1になった。助成金や支援金は全て受給しているが、他に何か借りられる制度はないか。 
④40代男性。勤めていた会社の仕事がコロナでなくなったので退職。現在は倉庫作業等のアルバイトで収入は半減。社協の特例貸付は全て借りて使い切った。親に援助してもらっているが、それも限界。他に使える制度はないか。
⑤年金に対して介護保険料が高すぎる。脳梗塞後遺症のため働けず。収入少なく、一日の食事1食。緊急小口資金(20万円)の返済難しい。
⑥50代男性 総合支援金を予定通り返せない。今会社員で年収300万円。もっと分割して返したい。

イ.住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金(10万円給付)
①70代男性 住民税非課税世帯に対する臨時特別給付金は、世帯分離している場合、それぞれにも給付金が出るのか。
②県外に出て行った子どもの住民票を置いているために住民税非課税世帯と扱われずに困っている。
③女性 非課税世帯への10万円の支給はまたもらえるのか。
④非課税世帯特別給付金の申請書が送られてこないがどうなっているのか。

ウ.その他
①70代男性 2人世帯。コロナで客が減り勤めていたパチンコ店が閉店し、30万円の月収がなくなってしまった。15万円の年金収入しかなく、貯えが減っていくのが不安。何か支援制度はないか。
②60代女性 単身。1つの仕事では収入が少ないので仕事を3つ掛け持ちして生活している。それでも生活費が不足しているので、支援制度を知りたい。
③60代男性 2人世帯。母の介護をしており無職であり、母の年金月額10万5000円で暮らしており、持ち家であっても生活が苦しい。借金もある。使える制度はないか。
④給料が10万円以上減った。使える制度はないか。

(3)失業者(シフト減含む)
①50代女性 潰瘍性大腸炎で難病指定。精神で3級手帳も有り。前の職場で体調を崩し入院したら上司から暴言を受けた。仕事をしたいが、トイレに長くいるので仕事がなかなか見つからない。自家用車もなく、通院や生活ができない。自宅は持ち家で、母親も見栄っ張りで生活保護は無理な気がする。
②40代女性 2年ぐらい前から無職の状態。仕事もなかなか見つからず、このままでは家賃が支払えなくなる。
③50代男性 父と2人世帯。昨年、会社を退職。雇用保険も切れ現在、無収入。ハローワークに行くが仕事がない。父の年金で何とか暮らしている。国保料も払えない。
④60代男性 14年勤めた部品製造工場にいた。コロナが始まる前に退職して、未だに就職できない。ハローワークでは気長に探しましょうと言われているが生活が出来ない。
⑤50代女性 雇用されていた会社がコロナで経営不振になり、半年前に会社都合で退職した。失業給付も終了し、現在、求職活動中。障害者であるため再就職が大変。
⑥40代男性 病気で退職し、住居確保給付金などコロナ禍の支援制度を全部使いながら就職活動を続けているが仕事が見付からない。あと2社の面接結果がだめだったら、生活保護しかないと思っている。
⑦会社から不当解雇され、適応障害になり、傷病手当を月20万円受給しているが、来年6月まで。借金が500万円以上あり困っている。地方での生活を考えると車は手放したくない。
⑧70代男性 2人世帯。コロナの影響で、今年の5月に失業し無収入になり仕事を探している。特例貸付など支援制度はこれまでまったく利用していなかった。
⑨50代男性 単身。飲食店でパートで働いていたが、コロナで閉店となり失業し、ハローワークで仕事を探しているが見付からない。貯えもなくなってきて、病院にも行けない。
⑩70代女性 単身。パートで看護師をしていたが、圧迫骨折をして働けなくなり、無収入。食べるものも尽きてきた。
⑪仕事がなかなか見つからない。
⑫倉庫作業で働いていたが、コロナで仕事が減り解雇された。今は日雇いで働き、特例貸付と貯蓄でしのいできたがそれも尽きた。手持ち金は1万円で電気代も1年分滞納している。
60代男性 製紙会社に長年勤めていたが、21年5月、コロナの影響で廃業。その後、失業手当、社協の特例貸付、生活困窮者自立支援金を全て利用し、もう使える制度がない。ハローワークに通い続けているが、本当になかなか見つからない。預金もゼロになり、来月の住宅ローンが支払えない。
⑭アルバイト。コロナ禍でシフトが減ったため収入が減り生活が厳しい。何か方法はあるか。
⑮60代女性 コロナでバイトを辞めさせられた。預貯金が少なく困っている。食べるものがない。
⑯男性 仕事がなくて困っている。応募しても全部年齢で断られる。ハローワークは仕事を紹介するだけ、就職できるまで責任持ってくれる窓口はないのか。
⑰50代男性 昨年の12月ごろ失業し仕事を探しているが見つからない。以後、路上生活を送っている。ハローワークには行っている。携帯は所持しているがネットは使えない。食料にも困っている。生活保護はまだ申請していないが今後考える。
⑱コロナで倒産、失業した。
⑲60代男性 足、腰に痛みあり手術した。仕事が出来ない。認知症の母と生活している。


(4)高齢者
①80代女性 年金だけでは生活が苦しく、子どもから援助を受けることも難しい。将来のことを考えると不安になる。
②70代女性 収入は年金しかなく、貯金を切り崩して生活をしてきたが、貯金も少なくなってきて、これからの生活が不安でたまらない。
③年金が少なくて生活ができない。なにかよい方法はないか
④80代男性 単身。コロナでタクシー会社が倒産。今は年金のみで借金もあり苦しい。
⑤80代男性 コロナ禍でタクシー会社が倒産。借金が50万あって生活費と借金返済で年金が足りない。ハローワークに通っているが反応無し。何とか仕事を見つけたい。
⑥60代女性 遺族年金が4万円だけ。自分の年金と合わせて10万円、これではやっていけない。年齢がいってからの遺族年金はこんなに少ないのか。
⑦70代男性 単身。収入は月10万円の年金で、そこから月3万6000円の家賃を払っている。働きたくて就職活動をするが仕事が見付からない。
⑧年金を受けつつ、非正規で働いている。生活費や自宅の固定資産税を支払うのが厳しい。
⑨年金生活で生活がぎりぎり。蓄えが減っていくのが不安でたまらない。

(5)物価高による生活苦
①生活保護利用者。物価が上がって生活がきつい。
②70代女性 年金暮らし、物価が上がるのに支給は2000円減った。生活保護を受けたい。 
③50代男性 障害者年金と生活保護受給中。病気があり複数、病院にかかっている。物価高騰に加え、年金も引き下げられ将来が不安。
④50代女性 単身。腰痛で働けなくなり、生活保護を受けるようになったが、この物価高のあおりで、生保では生活がたちゆかなくなった。
⑤物価高で生活保護だけではやっていけない。
⑥60代男性 物価が上昇しており生活保護だけでは暮らせない
⑦50代女性 生活保護を受けているが物価が上がりより生活が厳しくなった。生活保護費12万+母親の年金6万。この間の助成金も受給している。扶養額を上げてもらうことはできないか。
⑧60代男性 物価高。非課税世帯臨時給付金10万円はもらったが、もう一度支給してほしい。
⑨50代女性 物価高。生活が困窮している。なにか給付金はないか。
⑩80代男性 単身。年金月額12万5000円で、物価も上がり、生活が苦しい。苦しい生活を理解してほしい。
⑪80代女性 年金生活をしているが物価が何もかも高くて生活が成り立たない。市役所などに相談しても取り合ってくれない。
⑫女性 物価高騰で生活が大変
⑬男性 単身。障害年金が減って生活に困っている(ずっと減り続けている)。物価が上がって生活がとても苦しい。
⑭50代女性 単身。収入は障害年金月9万5000円。持家だが、玉ねぎが1個170円もするなど、物価高騰で生活が苦しい。
⑮50代女性 物価があがって困る。個人事業主だが支援がない。 
⑯50代女性 単身。生活保護を利用しているが、物価高になりなおさら生活が苦しくなった。入浴も週に一回だけで、精神的にも辛い。
⑰物価高騰で生活大変。緊急小口資金、総合支援資金をすべて使い返済困難。

(6)その他
40代女性 貯金が10万円ぐらいしかなく、就職も決まらない。生きている意味が分からない。 
②50代女性 所得も低く、年金も少ない。現在は子どもの奨学金を切り崩して生活している。
③人工透析10年(週3日)、短期契約社員の繰り返しで就労。ワクチン接種会場の派遣契約で働いてきたが会場縮小に伴い就労日数が徐々に減り、契約期間で派遣終了。貯金も底をつき、住宅ローン返済が大きな負担となる。コロナで就労日数や収入が減少したが、もともと週3日程度の就労のためコロナ支援策の対象にならない。
70代男性 単身。月収6万5000円で生活大変。もう疲れた。死にたい。もう疲れて人生諦めている。少し前までは色々と支援する側にいたが、今はもうどうでもいいと思ってる。本当に人生に疲れた。
⑤医療費で生活が圧迫されている。
⑥コロナの後遺症で働けず休職中。傷病手当が終わったあとの生活が心配。
50代女性 家族3人とも非正規雇用で収入が少なく、母の老齢年金と長女の障害年金で何とか生活している。母の老齢年金がなくなったら、どうやって生活していけば良いのか?


2.労働に関する相談
(1)休業手当(休業支援金含む)
①女性 保健所の間違いでコロナの濃厚接触者となり休業したが、休業手当が出ない。 
②60代女性 2月にコロナ感染し、職場から完全に治るまで出勤停止を言われ約1ヶ月間休職。年休と公休で対応。現在も後遺症に悩まされている。傷病手当の件やモラハラも受け勤務先の対応への不満。休業支援金やコロナ医療費公費負担など行政への不満も。
③60代男性 肺疾患で治療している。会社は休みながら仕事は続けてくれと言われているが出勤日数は半分程度となった。傷病手当は受給されるか。
④タクシー会社勤務。コロナ禍で会社の指示で休業した。会社は雇用調整助成金を平均賃金の10割で申請して受領したにもかかわらず、従業員には基本給全額または平均賃金の6割しか払わない。コロナ禍で歩合給も減少し、特例貸付を枠いっぱい借りて苦しい。
生活困窮者相談窓口相談員。相談者に同行支援したところコロナに感染。その後も倦怠感、ふらつきの後遺症があり有給を使って休んでいる。傷病手当か労災の利用を所属長に相談したが話を預かられたまま。会計年度任用職員なの労働組合に入れない。

(2)解雇・退職勧奨・雇い止め
①60代女性 6月に甥っ子が「解雇」を告げられた。25歳から40歳まで働いている。社長が交代し、高圧的な態度で仕事上の注意や嫌がらせを受け、職場でも孤立している。給与も20万から13万に下げられた。ボーナスも退職金もなしと言われた。
②70代男性 賃貸アパートの清掃・管理の仕事をしているが7月から業務委託にするため6月末で解雇になる。離職票を出してほしいと言ったら、社労士や会計士と契約していないから出せないと言われた。

(3)その他
①30代男性 コロナの影響で収入が2割減り、上司からパワハラも受けている。
②40代女性 ホテルで働いている。パワハラで支配人に相談したらシフトを減らされた。補償もないので労働審判を行うつもり。
③40代女性 雇止めにあいユニオンで団体交渉中。金銭解決を引き出すもどうしたらいいか。
④40代女性 前の会社で労災事故、1カ月分の給料を払うから辞めてくれと言われた。今の職場で働いて1カ月、コロナで10日休んだが給料が出ない。
⑤女性 非正規労働者。会社からテレワークを指示されたがPCを持っていない。会社に伝えたら自分で購入するよう言われた。おかしいと思う。

3.事業者からの相談
(1)支援制度
①40代女性 マッサージ店を経営しているが、客が来ず廃業を考えている。初期投資の金銭がどこからかもらえるのか。助成金などは何かもらえないか。
②個人事業主で企業間の競争が激しく経営が厳しくて、税金が払えない。税金が払えない人は、補助金の対象にならないと言われている。
③60代男性 持続化給付金の申請が間に合わなかった。利用できるものはないか。制度を利用したくても複雑。
④50代男性 障害者で障害年金を受給しているが、年金が減額された。業務請負で働いている。総合支援金を借りたが持続化給付金、事業復活支援金はPCができなくて申請できない。
⑤自営業を廃業するか悩んでいる。助成金はあるか。
⑥輸入販売業。コロナの直撃を受けてずっと休業状態。貯蓄を取り崩して生活している。様々な給付金を受給してきたが、もう打ち止めだろうか?

(2)その他
①60代女性 単身。居酒屋をやっている。コロナになって若い客が来なくなり、赤字続き。金融機関からの借金もある。その上、玉ネギが1個198円もするほど食材が高騰し、一層苦しい状況
②60代女性 自宅を改装して飲食店をしていたがコロナで客が減って赤字に。社協の特例貸付はすべて借りた。今後店を続けるか、生活をどうするか悩んでいる。
③80代女性 自宅兼店舗で衣料品店経営。コロナで客が来なくなった。客がゼロの日もある。どうすればいいか。

4.住まいに関する相談
①20代女性 単身。スナックで働いていたが体調を崩して退職。その後、パート・アルバイトのダブルワークで、収入は月10万円くらい。家賃5万5千円。友人からの借り入れ返済などもあり、月2万円で生活しており厳しい。家賃3か月滞納で立退きを求められている。緊急小口、総合支援金も合計110万円借りている。
②50代女性 単身。今年に入り、派遣のシフト日数がコロナで激減し、休業補償もなし。生活が安定しない。家賃が1月から滞り、取立てが家に来て怖い。手持ち金が2千円しかない。
③50代女性 単身。2021年12月末にコロナで派遣契約が打ち切られた。その後、うつ状態で働けず、4月から派遣で働き始めた。1月から4月の家賃が払えず、退去通知が来た。
④男性 2年間賃金の未払いがあり10月に一部支払わせることにした。手持ちの資金がなくなり8月には家賃を支払えなくなるため住居を追い出される。10月までの住居を確保したい。
⑤家賃が高くて支払えない

5.債務に関する相談

①60代男性 息子が会社経営。コロナで債務が増え大変。配偶者とは離婚しているが義理の親が一部、借金の肩代わりをしている。
②60代女性 過払い金のフリーダイヤルの宣伝があるが、かけても大丈夫か?また、過払い金の請求は可能か。
③80代男性 今年1月末で仕事を辞めた。借金80万円と国保料、電気、ガス、水道の滞納が有り困っている。月々2万円ずつ返済することになっている。お金を貸してくれるところはないか。
④70代女性 2人世帯。税金を200万円滞納しており、預金を差し押さえられ、ついに先日、家屋の差押え通知が来てしまった。どうすればよいか。
⑤40代男性 高齢の母と2人世帯。個人事業主だがコロナで仕事が減少し、車のローンの支払いや生活費に困り、借金が増えて滞納し督促が来ている。社協の特例貸付は枠いっぱい借りている。
⑥30代男性 個人で事業をしていたが、コロナで仕事がなくなりほぼ無収入に。特例貸付、貯金でしのいできたが、消費者金融や車のローンで300万円の負債。月12万円の返済が来月は難しい。
⑦50代男性 生活が苦しい。本人収入16万+家族収入11万。電気代を滞納している。1月に3か月分支払えと言われたが難しい。

6.健康に関する相談
(1)コロナ感染・ワクチン
①60代女性 来月、子どもの結婚式がある。参列者にコロナワクチンを接種してから来てほしいが、良い方法はないか。
②70代女性 今年2月に3回目のワクチン接種。その後から身体がだるい、倦怠感がある。歩くのもしんどい。医師はワクチンとの因果関係は不明と薬も出してくれない。もうすぐ4回目の接種案内がくるが不安。
③80代男性 2月に3回目のワクチン接種。接種後、背中が痛い。2カ月前に陽性になり13日間自宅待機。心筋梗塞の基礎疾患あり。医者からは心臓が少し弱っているが問題はないという。8月が4回目だが心配だ。
④80代女性 2月に3回目のワクチン接種。急に体調が悪くなってきた。視力も弱くなってきた。今も改善しない。ワクチンの副反応ではないか。
⑤40代女性 3月末で契約を打ち切られ、失業保険を受給中。4月にワクチン接種したが、1ケ月後から身体がだるい。医師は副反応があるというが、服薬はビタミン剤だけ。それなら接種しなかったと思う。情報がない。貯金を崩して生活している。外出がしんどく、仕事探しにハローワークに行けない。
⑥60代女性 生活保護受給中。難病を患っている。5月にワクチン接種後、腰痛、頸椎。足のしびれ、左手しびれなど体中が痛い。
⑦70代女性 昨年6月にワクチン2回目接種、高熱を発症。3回目の通知が来たが、未だに後頭部が痛い。医師からは大丈夫と言われてはいる。
⑧40代女性 コロナに罹患し、後遺症で仕事を続けられなくなって退職。インフルエンザにかかった時のような症状がずっと続いており、退職金と預金で生活している。働きたいが月の半分くらいは後遺症で寝ているのでできない。医者は後遺症だと認めてくれない。
⑨60代女性 これまでワクチン接種で高熱が出た。4回目が心配。
⑩60代男性 ワクチン接種後、ふらつくなど体調がかんばしくない。相談できるところはあるか。
⑪50代男性 PCR検査センターで検査を受け陽性だった。2週間休業したので生命保険の申請をしたが受理されない。陽性判明時に受診せず、保健所にも届けずにいたので「証明」されない。どうしたらよいか。
⑫50代女性 3回目のワクチン接種をしたが髪が抜けるなどの後遺症がある。保健所に相談したが、そういった後遺症はないと取り合ってくれない。

(2)心の健康(希死念慮等)
①60代女性 統合失調症で通院。薬で調子悪いが主治医に聞いてもらえない。 
②自分の健康不安、子供の発達障害、生活が苦しい。誰かに話さないと苦しくてたまらない。良いことが何もない。

7.その他の相談
①夫からの暴力で悩んでいる。もう死にたいと思うが、それで夫が喜ぶかと思うと悔しい。
②50代女性 子供の就職が決まらない。 
③女性 子供から後見人はやるが介護はやらないと言われた。子供はお金に執着している。
④40代男性 コロナ禍で仕事が減った。30代で精神疾患を患いうまくいっていない。姉と両親がおり、きちんと生活出来ているが、自分だけこのままで良いのか不安もある。
⑤70代男性 昨年妻が亡くなり1人暮らし。妻の姪の子ども(障害者)と、今住んでいる市営住宅で同居したい。姪は今まで私が金銭的に面倒を見ていた。姪は一定の収入はある。
⑥女性 父親に老後のお金をあげると言われ、父の自営業の手伝いをしてきたが、コロナで弟が帰ってくると弟にあげるという。弟に暴力を振るわれることもある。
⑦シングルマザーで大学生の子がいる。金銭的に厳しいが子供の希望はかなえてやりたい。貸付は受けられないか。他にどんな手段があるか。
⑧長くしていた個人事業をコロナの影響でたたむことになり、次の生きがいがみつからない。高齢で仕事も見つからない。



■国への要望
1.支援策に関する要望
①50代男性 行政も役所によって対応がちがうので、どこでも同じような対応をしてほしい。また、制度が分かりにくいのも何とかしてほしい。コロナに関して給付金を配るのはいいが、一律ではなく困っている人に優先的に給付した方がいいのではないか。
②個人事業主への補助金の条件を緩和してほしい
③緊急小口資金の返済方法を改善してほしい。
④コロナ支援策が不十分。もっと、国民のための政治をしてほしい。
⑤弱者を見捨てないでください。手が届く支援をしてください。
⑥幅広い世帯を支援してほしい。
⑦自営業者への支援をもっと手厚くしてほしい。
⑧給付金にかける税率を半分にしてほしい。
⑨住民登録がなくても給付をうけられるようにしてほしい。
⑩助成の条件を改善してほしい。
⑪給付の種類方法など国民に分かりやすく説明してほしい。
⑫一時的な支援ではそのあとが続かないので、継続して安定できる制度を作ってほしい。
⑬特例貸付を2回目使えるようにしてほしい。
⑭貯蓄を投資に回せというがそんな余裕はない。末端まで支援給付を!苦しんでいる人が多い若い人たちが心配。
⑮女性 ①10万円の給付金を②給付金をホームレスの人も受け取れるように③飲食業に限らず事業支援を④換気ができるような設備設置に補助を⑤消費税が高すぎる、生活必需品にもかかっている、消費税ゼロに。
⑯給付金の支給制限を緩和して欲しい

うち給付金の追加を訴えるもの
①給付金を複数回出してほしい
②給付金を出してほしい。
③給付金10万円早くしてほしい。大変厳しい。
④一律の給付金をもっと支給してほしい。
⑤世帯単位でなく個人単位で支給してほしい。
⑥ベーシックインカムを時限的にでも導入してほしい。
⑦もっと給付金を支給して欲しい
⑧個人への給付金を計画して欲しい

うち不公平感を訴えるもの
①子育て世帯ばかり優遇するのは不満である。
②給付の基準を子育て世帯や非課税世帯に限定するなど、一部の世帯に限定していることに対して不満がある。
③ヤングケアラーだけでなく介護を担っている家族全般への支援をしてほしい。子育て支援ばかりでないか。
④平和で平等な社会。所得が高い人ばかり得をしているように感じる。
⑤働いている人への政策が足りない。働いていない人ばかり助けているように感じる。
⑥子育て世帯だけでなく、老人にも手厚い施策にしてほしい。

2.コロナ対策に関する要望
①鼻を出してマスクをしている人がいる。
②コロナの後遺症を軽く見ないで医療体制を整えて欲しい。特に、かかりつけ医では無理なので大病院での検査体制を整えて欲しい。
③水際対策をしっかりしてほしい。流入人口や国ごとの罹患率などのデータを公表してほしい。
④今、子供に熱中症対策でマスク尾を取るようにという指示がでているようだが、一般にも言えることだがマスクを取る根拠を国として示してほしい。

3.国の政策全般に関する要望
①貯蓄をリスクある投資にまわせとは何事か。
②非正規の人は本当に苦しい。そのような人たちのためにお金を使ってほしい。
③50代女性 議員は自らの経費削減に取り組むべきである 
④障害者対策をもっと重視してほしい。
⑤非正規労働者への援助がほしい。
⑥国会議員は立候補する前に教養・学力・愛国心の試験を行うべき。軍事費を今の倍にすべき。
⑦政策金融公庫に融資を申し入れたが否決された。融資条件を緩和して欲しい。
⑧障碍者が行政、企業で働く場を増やしてほしい。フードバンクの支援を障碍者にも広げてほしい。
⑨介護保険料、医療費負担を軽くしてほしい。
⑩高齢でも長く働けるような社会にしてほしい。
⑪防衛費を福祉に使え。
⑫ケースワーカーやNPOの相談員にはもっと親切に対応してほしい。無低での今の生活も監視されているようでつらい。
⑬本当に困った人の支援をしてほしい。
⑭参議院などいらない。議員の給与分、支給に回してほしい。
⑮生活保護を受給しやすくしてほしい。
⑯生活保護の制度をもっと柔軟にしてほしい。
⑰国民の生活実態をわかってほしい。税金を困っている人に届けてほしい。
⑱公営住宅を増やして、入りやすくしてほしい。
⑲金融政策をもっとうまくしてほしい。
⑳年金に上乗せする形で毎月少しずつ補助してもらいたい。
㉑軍事ではなく、国民の生活にお金を回してほしい。
㉒税金を安くしてほしい。
㉓税理士の報酬分を半額助成してほしい。
㉔社会保障制度を充実させてほしい。
㉕身体障害者にもう少し目を向けてほしい。
㉖消費税を上げないでほしい。
㉗とにかく消費税を下げてほしい。コロナでたくさん人が死んでいる自治体の政策は全く評価できない。
㉘所得税の減税、消費税の減税
㉙インフレターゲットをやめて、デフレか現状維持にして欲しい。
㉚苦しんでいる人にもっと融資して欲しい。
㉛雇用についての対策をして欲しい。
㉜いまの政治はだめ。与党は何もできない。国民の生活は苦しくなるばかり。
㉝生活が苦しく困っている。税金の負担が重くてつらい。消費税をなくしてほしい。
㉞税金の徴収を柔軟な対応にしてもらいたい、厳しい取り立てが怖い
㉟80代女性 貧困対策をもっとやれ
㊱70代男性 まじめにやってほしい。赤木さんの家族がかわいそう。1億円は我々の税金だ。高齢者の身体拘束を何とかしてほしい。老人をいじめるな。

物価高への対策・年金、生活保護費の引き上げを求める声
①物価高に対応してほしい。岸田内閣には納得いかない。
②物価高の現在、子どものある世帯への支援だけではなく、高齢者への支援もしてほしい。
③物価高騰対策
④物価高騰で少ない生活保護費では生活が苦しい。保護費を増やしてほしい。
⑤生保のお金で自分たちも生活してみてほしい。税金をどう使うかもっと考えてほしい。物価高に見合った対策をしてほしい。
⑥物価上昇が続く中で年金が引き下げられるのに納得がいかない
⑦生活保護の保護費を物価上昇に合わせて対応すべきだ。
⑧60代男性 生活保護を受給中だが、現在の受給額では生活が厳しい。保護費を上げて欲しい。
⑨年金を勝手に下げるな。
⑩物価があがり生活できないのに年金を減らすのは許せない。何をやっているのか。我慢の限界だ。
⑪生活保護のアップを望む。
⑫岸田総理に、物価高を甘く見るなと伝えたい。
⑬生活保護利用者は物価高で追い詰められているので何とかしてほしい。
⑭物価が上がり、生活が苦しい。
⑮生活保護の支給額を上げてほしい。


コロナなんでも電話相談
2年間の取り組みから見えてきたもの
-1万件超の相談をふまえた私たちの政策提言-


2022年6月14日(火)13:00~14:30

 私たちは、全国の諸団体、弁護士、司法書士、社会福祉士等のソーシャルワーカー、労働組合・支援団体関係者で、2020年4月から2カ月に1回のペースで電話相談会を開催し、約1万3000件の相談に応じてきました。
 低年金・無年金を補うための仕事を失った高齢者や長期失業者などからの相談も多く、債務や家庭内のトラブルなど複合的な問題を抱え、相談内容は深刻化しています。相談内容の報告と分析を踏まえ、私たちは参議院選挙を迎えるにあたり、国政主要政党に対して、政策提言を行います。

内容

1.なんでも電話相談の2年を振り返る~相談現場から
猪股 正さん(弁護士・埼玉)

2.2年間の「なんでも電話相談会」相談票入力データの分析                               
後藤 広史さん(立教大学教授)

3.労働分野の相談から見えてきたもの
仲野 智さん(全労連常任幹事)

4.1万件超の相談を踏まえた政策提言
小久保 哲郎さん(弁護士・大阪)



閲覧はこちらから


当日の配布資料(PDF)のダウンロードはこちらから


2年間のコロナなんでも電話相談会を踏まえた院内集会を開催し、政策提言書を発表しました。

院内集会資料のダウンロードはこちらから




内閣総理大臣 岸田文雄 殿
厚生労働大臣 後藤茂之 殿
自由民主党・公明党・立憲民主党・日本共産党
・国民民主党・日本維新の会・れいわ新選組   御中

1.3万件の電話相談をふまえた政策提言書


2022(令和4)年6月14日

コロナ災害を乗り越える
いのちとくらしを守る なんでも電話相談会 実行委員会


 私たちは、全国の諸団体、弁護士、司法書士、社会福祉士等のソーシャルワーカー、労働組合・支援団体関係者で実行委員会をつくり、2020年4月から2カ月に1回のペースで電話相談会を開催し、約1万3000件の相談に応じてきました。
 コロナ禍の長期化に伴い、社会福祉協議会を窓口とする特例貸付や、住居確保給付金等の期限が切れ、いよいよ生活が行き詰まる人たちからの相談が増えています。低年金・無年金を補うために働いていたが仕事を失った高齢者、コロナ禍で失業したがなかなか再就職できない非正規労働者を中心とする長期失業者などからの相談も多く、債務や家庭内のトラブルなど複合的な問題を抱え、相談内容は深刻化しています。コロナ禍による生活被害は、非正規労働者、高齢者、ひとり親など平時から弱い立場に置かれた層に集中的に表れており、平時の社会保障制度の脆弱さが露わとなっています。
 しかし、政府の対応は、単発又は短期の制度の場当たり的なツギハギの連続で、要件緩和等も不徹底なため、制度は複雑で分かりにくく使い勝手の悪いものとなっています。生活保護制度は、制度に対する強い忌避感を示す人が多く、「最後のセーフティネット」としての機能を十分に果たせていません。自治体や社会福祉協議会の窓口には相談が殺到していますが、脆弱な人員体制と待遇の中、現場は疲弊しています。
 今後もパンデミックや災害の発生が予想される中、国の責任において、平時からの労働・社会保障の法制度を根本的に再構築していくことが不可欠です。
 そこで、私たちは、参議院選挙を迎えるにあたり、国及び国政主要政党に対して、以下の通り政策提言致します。

第1 基本的方向性
1 仕事がなくても、十分な蓄えがなくても、安心して生きられる社会へ
2 「貸付け」中心ではなく、「給付」中心の支援へ
3 「子ども」だけでなく、「大人」に対する給付も
  ※同居の子なし・不明に比べて、成人の子がいる世帯は、滞納・借金リスクが1.67倍
4 高齢者、障害者、生活困窮者等がインターネットに容易にアクセスできる支援を

第2 コロナ禍の特例対応の改善や拡充
1 特例貸付(緊急小口資金・総合支援資金)の償還免除対象を大幅に拡大すること
①  住民税非課税世帯だけでなく、住居確保給付金、求職者支援制度、就学援助、児童扶養手当等の利用世帯も償還免除の対象とする。
②  特例貸付の返済によって生活困窮状態に陥ることのないよう、例えば生活困窮相談窓口における家計改善支援事業を経た相談員による意見書等を根拠とするなどして、さらに柔軟な償還免除を可能とする。
③  弁護士会・司法書士会等と連携し、貸付けの償還が開始する世帯に対し、債務整理相談窓口を紹介し誘導する。

2 住居確保給付金を普遍的な住宅手当(家賃補助)に脱皮させること
① 求職活動要件を撤廃したうえで、収入基準・資産基準を緩和し、支給家賃上限額を引き上げる。
② 支給期間(9か月)を大幅に延長する(少なくとも3年程度に)。

3 求職者支援制度の要件緩和を恒久化し、さらなる要件緩和をすること
① 出席要件・収入要件の緩和と住居確保給付金との併給容認を恒久化する。
② 出席要件・収入要件をさらに緩和する。

4 雇用調整助成金を拡充し、財源を国庫負担とすること
① 通常時の日額上限(8265円)を11,000円などに引き上げる。
② コロナ特例(原則)の日額上限(現在9000円)を13,500円(昨年12月以前の水準)に戻す。
  ※コロナ特例(原則)の日額上限は、13,500円→11,000円→9,000円と下げられてきた。但し、業況特例(売上高等が前年又は前々年同期比30%以上減少)、②地域特例(緊急事態宣言・まん延防止措置対象区域で時短要請等に協力)に該当する場合は15,000円(現在、令和4年9月末まで)。

5 新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金の周知と要件緩和をはかること
① 濃厚接触者になったことによる休業の場合は事業主の指示によるものとみなし、事業主の協力(「支給要件確認書」への記入や労働局への報告等)がなくても認定可能とする。
② コロナ感染症に罹患したことによる休業の場合(労災に該当しない場合)も、同様に事業主の指示による休業とみなす。
③ コロナ感染症対応として臨時休業等をした小学校等に通う子どもの世話をする保護者、コロナに感染した(おそれのある)、小学校等に通う子どもの世話をする保護者について事業主の協力が得られない場合も、休校等が確認できる書類・診断書・出勤簿等によって認定可能とする。
④ 事業主から8割未満の休業手当しか受給できていない場合、8割相当額との差額を支給することとする。
⑤ 日額上限(現在8,265円)を11,000円(昨年4月の水準)に戻し、地域特例に該当する場合は13,500円などに引き上げる。
※日額上限は、11,000円→9,900→8,265円と引き下げられてきた(但し、地域特例に該当する場合は11,000円)。

6 コロナ禍対応の各種制度(5の休業支援金、持続化給付金、事業復活支援金等)について不服申立手続を整備すること。
 
第3 平時からの労働・社会保障法制の改善や拡充
1 雇用保険の求職者給付を受けやすくすること
① 被保険者期間(現行2年間で12か月、倒産・解雇の場合1年間で6か月)を短縮する。
② 所定給付日数(現行90~360日)及び(原則的な)受給期間(現行1年)を延長する。
③ 「自己都合退職」の受給制限期間(3カ月から2カ月に短縮)をさらに短縮又は撤廃する。
④ 平均賃金の算定(労基法12条)は歴日数ではなく就労日数で除することとし、基本手当日額の上限を引き上げる。

2 休業手当の金額を引き上げること
① 平均賃金の算定(労基法12条)は歴日数ではなく就労日数で除することとする。
② 休業手当の割合(労基法26条)を60%以上から80%以上に引き上げる。

3 職業訓練や再就職支援など積極的労働市場政策を拡充すること
  ※発達障害・精神疾患のある方等を対象とした社会的居場所づくり、就労準備支援、中間的就労の整備を含む

4 フリーランス(個人事業主)の所得補償制度を整備すること
  ※韓国のように雇用保険(失業給付)を受給可能とすることを含む

5 最低保障年金制度を創設すること 

6 生活保護制度を受けやすくすること
① 名称を「生活保障法」へ変更し、捕捉率向上を目指し大胆な広報・啓発活動をする。
② 開始時の資産要件の緩和(現行最低生活費1か月分をせめて3か月分に)、自動車保有要件の緩和、扶養照会の原則廃止などによって利用のハードルを下げる。

7 子どもに関する給付を拡充すること
(1)ひとり親に対する児童扶養手当の支給額を増やすこと
① 子ども2人目(約1万円)、3人目(約6000円)も1人目(約4.3万円)と同額にするか近づける。
② 夫婦関係の解体が明確な場合は離婚が成立していなくても受給可能とする。
(2) 児童手当の支給額と支給対象児童の年齢を引き上げること
① 現在の支給月額(3歳未満:1万5千円、3歳~小学生:1万円(第3子から1万5千円)、中学生:1万円)は少なくとも倍程度とする。
② 対象児童の年齢(15歳)は18歳程度とする。

8 公的責任のもとの寄り添い型相談支援体制を拡充すること
①  生活保護、生活困窮相談、社会福祉協議会等の相談窓口において、アウトリーチ機能を強化し、個別の事情に応じた寄り添い型相談支援体制を強化する。
②  こうした支援が可能となるよう、人員体制を強化し、専門性のある正規職を直接雇用することによって待遇を保障する。




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